【SS】戸山香澄 美竹蘭「「ボーカルシャッフル!!」」

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143件の返信スレッドを表示中
    • 1 名前:匿名スタッフさん ID:jNmM5YTY[] 返信


      ※このSSは

      戸山香澄 「「ボーカルシャッフル?」」
      https://bang-dream-ch-bbs.com/forums/topic/88051/#post-88818

      の続編です。上記のSSをまだ読んでいない人は
      まず、そちらを読んでみてください。

      ※個人的な解釈、妄想含みます。

      ※時系列は一応「ツナグ、ソラモヨウ」「有咲の悪くない休日」
      より後ですが、
       各キャラの関係、呼称、一人称などに違和感を感じるかもしれません。

      ※香澄がネガティブ気味です。
      [
      br]※ギスギスしてる描写があります。

      ※かす蘭、たえかす、少しだけモカ蘭要素がありますが
      一応百合SSではありません。

      ※このSSを読み不愉快な思いをしても>>1は一切責任をとりません。


      以上のことが納得できる人のみお進みください。

    • 2 名前:匿名スタッフさん ID:jNmM5YTY[] 返信

      こんにちは。
      皆さんご無沙汰しています。>>1です。
      投稿が遅くなって申し訳ありません・・・

      まだ全文、思いついてないのですが、
      なにもしないよりはマシだと
      思い投稿を始めることにしました。

      幸いにも序盤〜中盤初めまでの流れは
      家のパソコンのメモ帳に記録してあるので
      帰ったら投稿を再開します!

      遅筆な投稿になると思いますがご了承ください・・・

    • 3 名前:匿名スタッフさん ID:hNjE5ZDd[] 返信

      続編きたー!
      続きの投稿楽しみです

    • 4 名前:匿名スタッフさん ID:1OWMyZmV[] 返信




       ~Afterglow練習スタジオ~



           ガチャ



      「おはよー!!」



      「香澄!待ってたよー!」



      「え!?私遅刻!?」



      「ううん。ちょうど10分前!」



      「ひまりは香澄と一緒に練習するのが
          
          それほど楽しみだったんだよ!な?」ニヤ


      「もー!巴ー!///」



      「えへへ♪ありがとひまりちゃん!」

    • 5 名前:匿名スタッフさん ID:1OWMyZmV[] 返信



      「・・・あの、香澄・・・」



      「あ、モカちゃん!」





      「・・・・・・・・・えっと・・・」





      「?」






      「この前は、ごめん・・・」



      「え?」



      「挑発したりして・・・」





      「・・・あー、あれのことね!

         いいよいいよ!大丈夫!」





      (・・・え?もしかして今の今まで忘れてたの・・・?)





      「よーしよし!よく言ったなモカ!」
      ワシャワシャ


      「うーん、なんか複雑・・・」
      モヤモヤ


      「?」

    • 6 名前:匿名スタッフさん ID:1OWMyZmV[] 返信



      「香澄。これから練習に入るわけだけど、

          その前に言っておきたいことがあるの。」


      「なに?」



      「それはね、私達の約束事!

          これから香澄はAfterglowの一員だからね!」



      「つまり、ルールみたいなもの?」




      「そのとーり!それはズバリ!」





      「絶対無理はしないこと!」





      「当たり前のことだけど、
        
          うちには前科持ちがいるからな~」チラ


      「う、あのときは本当にごめん・・・」



      「?」

    • 7 名前:匿名スタッフさん ID:1OWMyZmV[] 返信



      「ま、そういうわけで、辛ければいつでも言ってね!

          香澄が倒れたら蘭に怒られちゃうし♪」


      「うん!分かったよ!」



      「よし!それじゃ練習始めようか!」



      「りょーかい!」



      「うん!」



      「おう!」



      「あいさー」




      「それじゃあ最初に・・・」

    • 8 名前:匿名スタッフさん ID:1OWMyZmV[] 返信




         ~しばらくして 市ヶ谷家 蔵~



             ジャーン



      「ふう・・・」
      スッ



      「・・・・・」
      ポカーン



      「うん。今弾けるレベルはこんな感じ。

          どう?何か意見があったら言ってくれないかな?」


      「えーっと・・・ごめん。

          予想以上に完成度高くてビビってる・・・」


      「わ、私も特に無い、かな・・・」



      「そう?文句があったら遠慮せずに・・・」



      「いやいや!文句言ったら罰当たるレベルだよ!」



      「技術あり、向上心あり・・・完璧」



      「言い過ぎだって。歌いながら出来なきゃ意味ないし」



      「おまけに謙虚!」



      「もういっそのこと蘭ちゃんに
        
         ずっとポピパのギターボーカルやってもらうか!」





      「・・・・・・・・・・」





      「真顔でこっち見んな!!冗談だっつーの!!」




          ワー ギャー ゲンメツー ダーカーラー!!




      (あたし、このノリについていけるかな・・・)

    • 9 名前:匿名スタッフさん ID:1OWMyZmV[] 返信

      こんばんは。>>1です。

      今日の更新はここまでにします。

      せめて一日に一回は更新できるよう頑張ります・・・!

    • 10 名前:匿名スタッフさん ID:wNWM3NTZ[] 返信

      期待期待期待、頑張れー

    • 11 名前:匿名スタッフさん ID:xZWQ4YzZ[] 返信



      (あっちはどうなってるんだろ?)



      (いつもならそろそろ、曲を通し始めてる頃だけど・・・)




      〜その頃 Afterglow練習スタジオ〜



      ジャカジャン ボボン ボロロン ドカバン ジャーン



      「じゃあ行くよ!とりあえず最初は歌無しで!

          みんな、準備はいい?」


      「いつでもいけるよ!」



      「アタシもいいぞ!」



      「ばっちりー」




      「ど、どんとこーい!」
      ガッチガチ

    • 12 名前:匿名スタッフさん ID:xZWQ4YzZ[] 返信



      「・・・か、香澄?大丈夫?」



      「え?なにがっすか?」
      ガッチガチ


      「今の香澄全部だよ!
          顔青いし!口調変だし!
          ロボットダンス踊るのかってくらい体固いし!!」


      「おいおい・・・

         どうしたんだよ。緊張してるのか?」


      「してまする!」
      ガッチガチ


      「素直!!」

    • 13 名前:匿名スタッフさん ID:iZjliNDh[] 返信



      「と、とにかくやってみようよ!」



      「当たって砕けろ〜だよ」



      「堂々とやれ香澄!緊張も不安も全部忘れろ!」



      「うう」




      「私(アタシ)たちが許す(から)!!」



      「ゆるーす」

    • 14 名前:匿名スタッフさん ID:iZjliNDh[] 返信



      「・・・うん。分かった、やってみるよ」



      「よっしゃ!」



      「じゃあ改めてスタンバーイ!!」

    • 15 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信



      (・・・まだ、若干力入ってるけど、最初だから仕方ないよね)



      (香澄を支えるぞ!それがリズム隊の仕事!)



      (この間もそうだったけど、気負いすぎるなよ・・・)



      (さてさて・・・どうなるかな・・・)



      (落ち着け私・・・さっき皆の前で一通り弾けたんだ・・・)





           ドクン  ドクン  ドクン




      (歌無しならなんとかなるはず・・・!!)





      「始めるぞー!That Is How I Roll!」

    • 16 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信






      「っ!?」






      (なに・・・これ・・・!?)





      (こんな、こんなことって・・・・)




      (何度もイメトレしたはずなのに・・・!)




      (サウンドの圧が強すぎる・・・!!)




      (客として前から聞いてたときと比べ物にならない・・・!!

         嵐の中にいるみたいだよ・・・!!)



      (リズムが掴めない・・・!!

         さーやとりみりんの優しく背中を押すような

         サウンドと全然違う・・・!!)



      (蘭ちゃんはいつもこの中で歌ってるの・・・!?)





      「・・・っ!!」
      ギリッ



      (だめだ・・・呑み込まれるな・・・!!)



      (この音圧に負けないギターを奏でるんだ・・・!!)



      (蘭ちゃんみたいに・・・・!!)

    • 17 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信





             ~数時間後 練習終了~




      「よし!今日はここまでにしようか!」



      「つっかれた~張り切りすぎた・・・」



      「ともちーん。何回か走ってたでしょー?」



      「あはは。ごめんな。香澄がいるのが珍しいから

        つい夢中で・・・」


      「うんうん!いつもと違う雰囲気だったから
          
          新鮮だったよね!楽しんじゃったよ!」


      「で、その新鮮ちゃんは?」



      「それが・・・」





      「・・・はあ・・・はあ・・・」



      「香澄ちゃん、大丈夫・・・?」
      トテトテ

    • 18 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信



      「みんな、ごめん・・・

         私、全然ダメだった・・・」


      「そ、そんなこと」



      「ううん・・・自分でも分かるんだ・・・

         雑なんてレベルじゃない・・・」


      「しょうがないって!今日初めて合わせたんだよ?

          これからこれから!」


      「でも、蘭ちゃんなら・・・」



      「?」




      「蘭ちゃんなら・・・

         私と同じ立場でも上手くやってたと思う・・・」



      「・・・・・・」




      「堂々としてて、狼狽えなくて、

         勇ましくて、カッコよくて・・・

         そんな蘭ちゃんなら、きっと、もっと・・・・・・」


      「香澄・・・」




      「今のままじゃ間に合わない・・・」




      「ならなきゃ・・・蘭ちゃんみたいに・・・」




      「Afterglowのギターボーカルに・・・っ」
      ギリッ




      「・・・・・・・・・・・・」

    • 19 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信




           ~Afterglow 帰路~



      「香澄ちゃん、大丈夫かな・・・」



      「初日から気張りすぎだよ~!

          結局今日もスタジオで解散だったし!」



      「・・・・・・・・・・・・・・・・」



      「モカ、どうかしたか?」




      「いやー香澄って凄く蘭を意識してるなーと思って」



      「まあそうだろ。唯一無二のうちのギタボだからな」



      「Afterglowのセンターとしてステージに立つなら

          蘭を意識しちゃうのは無理ないよね~」


      「蘭ちゃんみたいになりたいって前から言ってるもんね」

    • 20 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信





      「・・・でもさ~それでいいと思う?」





      「え?」



      「そりゃ、普段の香澄たちの演奏と

         あたしたちの演奏が違うのは分かってるし、

         それを物にするには同じギタボの蘭の奏法を

         参考にするのは間違ってないと思う」



      「臨時ギターボーカルさん、だなんて煽った

         あたしが言うのもなんだけど・・・」




          ......
      「香澄としてはそれでいいのかなー」




      「・・・・・・それってつまり・・・」

    • 21 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信





         ~♪(着信音)





      「あ、私のスマホだ」
      スマホ



      「もしもし?お母さん?

          ・・・え、本当に?分かった!みんなに伝えるね!」


          ピッ


      「どしたの~?」



      「今から新作のケーキを試食しない?だって!」



      「ほんと!?やったー!!」
      ピョンピョン バルンバルン


      (おー揺れる揺れる)



      「モカ・・・目付きがおっさんだぞ・・・」



      「さて羽沢珈琲店に行きましょー」
      シランプリ


      「?」



      (ひまりちゃんの無自覚さ
          
          なんとかしたほうがいいのかな・・・?)

    • 22 名前:匿名スタッフさん ID:iMmNmY2V[] 返信

      これは期待!
      やっぱ面白いなあ‥‥

    • 23 名前:匿名スタッフさん ID:zMThhNGJ[] 返信




      〜道中〜



      「・・・・・・・・・」




      (モカがさっき言ったことの意味、
         多分みんなも分かってる・・・)



      (でもそれは、今の香澄ちゃんの努力を
          否定するようなもの・・・)



      (香澄に言うのが一番効率が良いんだろうけど・・・
          言えるわけないよ〜絶対傷付けちゃう・・・!
          どうしたら・・・)



      (本人が気付くのが穏便だけどね〜)





      (でも、あのままじゃ期待薄かな・・・)

    • 24 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信





          ~その夜 戸山家 香澄の部屋~



              ジャーン


      「・・・・・よし、昼間より、ましにはなった、かな・・・」




      「・・・もう寝よう・・・

         無茶はしないようにって言われてるし・・・・・・」フラフラ




             ~消灯後~



      (次こそ、あのサウンドに負けないようにしないと!)



      (そして、絶対に蘭ちゃんみたいになるんだ!)





      (・・・・・・)





      (・・・あれ・・・?なにか、違うような・・・?)




      (えっと、ん?何だろう、この違和感・・・)




      (私は、蘭ちゃんみたいになって

         Afterglowのギターボーカルとして

         ボーカルシャッフルを成功させる・・・)




      (間違ってない、よね・・・?)






      (・・・間違ってない、はずなのに・・・・・)

    • 25 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信




         ~三日後 市ヶ谷家 蔵~



             ジャーン



      「・・・どうだった?」



      「すごい!すごいよ蘭ちゃん!」



      「たった三日でここまで合わせられるなんて・・・」



      「まあギター始めて一年くらいの
       
         香澄が弾けてるんだ。蘭ちゃんに弾けない理由はねーだろ」


      「また有咲はそういうこと言う~・・・」



      「中学からやってるんだっけ?」



      「うん。中二の頃から」



      「初めてライブしたのは?」



      「その年度の文化祭」



      「始めて一年未満でステージに立ったの!?」



      「はー・・・マジか・・・・」

    • 26 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信




      「香澄が憧れるのも分かるな~」





      「・・・・・・・え?今なんて・・・」





      「ん?香澄が蘭に憧れてるって言ったんだよ?」




      「・・・・・・あたしに・・・?」



      「ここのところ、ずっと蘭ちゃんの話をしてるよね」



      「なんていうかもう、ゾッコンだよね~」



      「うるさいくらいだよな・・・」



      「ぞ、ゾッコンって・・・///」

    • 27 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信



      「前にみんなでAfterglowのライブBD見たときも

         香澄ちゃん大声援送ってたよ♪」


      「キャー!蘭ちゃーん!ってブレード振ってたよね」



      「香澄の黄色い声、初めて聞いたよ・・・」



      「・・・///そ、そう、なんだ・・・///」



      「つーか、録画に声援送っても意味ねーのに・・・」



      「ふふ。そうでもないんじゃないかな」



      「え?」





      「・・・・・・//////」

    • 28 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信



      「すごい。茹で蛸みたいになってる」



      「うるさい///」



      「だって真っ赤だよ?」



      「からかわないで!!///」



      「ご、ごめんね蘭ちゃん!おたえちゃんに悪気は無いから!」



      「悪い。なんつーか、こいつは素でこれなんだよ・・・」



      「あ、そう・・・いいよ別に・・・」



      「?」




      (前からモカに似てるって思ってたけど、

        こっちは天邪鬼じゃなくて本物の天然なのか・・・)

    • 29 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信



      「まあとにかく香澄が蘭ちゃんに憧れてるのはマジだぞ」



      「香澄はお世辞とか建前とか言えないもんね」




      「・・・・・・・・・あたし、そんな大層なものじゃないよ」




      「でも、もうすかっり虜だよ~?」




      「・・・・・・・・」




      「堂々としてて、狼狽えなくて」




      「・・・・・・」




      「勇ましくて、カッコよくて

         そんな蘭ちゃんみたいになりたいって」



      「・・・・・・」

    • 30 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信



      「さ、練習練習」
      ジャーン


      「え?どうしたのおたえちゃん?」



      「どうしたのって、今は練習中でしょ?」
      ジャカジャン


      「いや、そりゃそーだけど・・・」



      「あはは。弾きたくて仕方ないみたいだね」



      「ごめんたえ。再開しようか」



      「うん」





      『おたえのギターかっこいい・・・!』




      「・・・っ」
      ズキッ




      「・・・どうかしたか?」



      「ううん。なんでもない」





      (なんだろう?胸が痛いような・・・)

    • 31 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信



      「よし。じゃあ始めようか」



      「えっと、じゃあ続きから・・・」







      「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」








      『堂々としてて、狼狽えなくて』





                『勇ましくて、カッコよくて

                そんな蘭ちゃんみたいになりたいって』









      (・・・・・・そんなこと、無いんだけどな・・・)

    • 32 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信





        ~その頃 Afterglow練習スタジオ~




            ジャーン



      「はあ、はあ・・・ど、どうだった?」





      「「う~ん・・・」」





      「良くはなってる。良くはなってるけど・・・」



      「なんつーのかな・・・ぎこちないっていうか・・・」



      「全体的に固い、かな・・・?」



      「それと、力入りすぎ~ギターがかわいそー」



      「ぅえ!?ご、ごめんねランダムスター!」
      ギュー


      「ま、そんなにギターを大切にしてるなら、もう大丈夫かな」



      「あ、ありがとうモカちゃん。みんなも。

         もう一回お願い!!」


      「あいさー」






      (香澄とモカの関係、今のところ大丈夫みたいだな)







      『暫くよろしくね。臨時ギターボーカルさん』







      (・・・あのときのモカの態度、

        やっぱりアタシの気にしすぎだったのか・・・?)




      (このまま何事もなく終わればいいが・・・)

    • 33 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信





      (ダメだ・・・まだ荒っぽいままだ・・・・)





      (リズムも全然ダメ・・・グダグダ過ぎる・・・)





      (蘭ちゃんみたいにやらないと・・・・)





      (私は、Afterglowの

         蘭ちゃんのポジションに立たなきゃいけないんだから・・・!!)




      「・・・・・・・・・・・・」

    • 34 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信




         ~1時間後~



      「ど、どう・・・・?」
      ゼエハア


      「・・・後ろから見ても、固いのが分かる・・・」



      「も、もっとリラックスだよ!」



      「うう・・・」



      「だから、力入りすぎなんだよー」



      「ごめん・・・」



      「あたしはポピパの演奏を

         全部見てきたわけじゃないけどさー」


      「少なくとも、前のガールズバンドパーティでの香澄は

         そんなに荒っぽくギターを弾いてなかったと思うな~」


      「いつもどおりの香澄で一回やってみようよ!

          ほら、私たちをポピパだと思ってさ!」

    • 35 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信




      「・・・・・・・それは、ダメだよ」




      「え?」



      「だって、このバンドはAfterglowなんだから」



      「で、でも、このまま続けても」



      「ダメなんだよっ!!!!」




      「!?」
      ビクッ


      「香澄・・・?」



      「・・・・・・・・」

    • 36 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信




      「今の私は、Afterglowのギターボーカルなんだ・・・!

         普段通りの、ポピパでの演奏じゃダメだよ・・・・!

         もっと力強くて、遠くまで聞こえるような音を出さなきゃ・・・!」



      「蘭ちゃんみたいに・・・!!」





      「・・・っ」
      ピクッ




      「もっとパワフルに、もっとカッコよく、

         蘭ちゃんのように、もっともっと・・・!」フーッフーッ


      「か、香澄ちゃん!落ち着いて・・・!」



      「堂々としてて勇ましくてカッコよくて・・・・!!」



      「・・・・っ!」
      ピクッピクッ


      「そんな蘭ちゃんみたいにだから私は・・・!!」




      「黙ってよ・・・・!!」




      「私は・・・Afterglowのギターボーカルn」






      「黙ってっ!!!!」






      「!?」





      「っ!」
      ビクッ





      「あ・・・」







      「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」







      「・・・えっと・・・その・・・」






      「ごめん、なんでも、ない・・・」

    • 37 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信



      「・・・なんでもないことは無いだろ」



      「・・・」



      「モカ、お前この前から変だぞ」



      「・・・・・・」



      「・・・香澄の何が気に入らないんだ?」



      「・・・・・・そ、それは・・・」

    • 38 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信



      「モカちゃん、私からもお願い」



      「・・・いいのか?」




      「うん。

         私の演奏のダメなところを全部言ってほしい」


      「いつも蘭ちゃんの音を側で聞いてるのは

         リードギターのモカちゃんだと思うから」


      「あ、そっちか・・・」



      「? と、とにかくモカちゃん!

         直さなきゃいけないところは遠慮なく言って!

         お願い!!」


      「・・・うん。分かった」




      (おい、言い方考えろよ?)
      ヒソヒソ


      (分かってるよー)
      ヒソヒソ

    • 39 名前:匿名スタッフさん ID:2NDk0MzV[] 返信

      香澄は強いなぁ…

    • 40 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信



      「んーと、まず体が固いことと力を入れすぎなこと。

         これはもう言ったよね?」


      「うん」






      「でも、それは二の次ー」





      「・・・え?」




      「そのまんまの意味だよ~

         それを改善しない限り演奏は上手くならないと思うなー」



      「それって・・・・?」

    • 41 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信






      「香澄は、蘭のことを意識しすぎ」






      「え・・・でも、Afterglowのボーカルは蘭ちゃんで」


      「じゃあ聞くよ?「戸山香澄」」



      「う、うん」





      「きみは「戸山香澄」あの子は「美竹蘭」」




      「・・・・?」




      「今、Afterglowのギタボは「戸山香澄」

         ポピパのギタボは「美竹蘭」

         OK?」



      「お、おーけー?」(なんでフルネーム・・・?)

    • 42 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信



      「・・・つまり、香澄は香澄で、蘭は蘭で・・・」
      イライラ


      「あのー、つまり・・・?」



      「ああもう!!だから香澄がやってることは・・・!!」





      「はいストオオオオオオオオオオオオオオップ!!!!」


         ボボボボボボボボボボボボボボーン!!(ベース乱れ弾き)




      「!?」




      「そこまで!まず私の話を聞いてちょーだい!」




      「ひ、ひーちゃん?一体どうしt」


      「シャラアアアアアアアアアアアアップ!」



      「ひい!?」



      「私の話を聞いて、ね?」



      「は、はい」



      (こ、こんなに圧が強いひまりちゃん初めて見た・・・)



      (ひまり・・・何をする気だ・・・?)

    • 43 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信



      「はい!静かになったから言います!」





      「今日のバンド練はここまで!!」




      「え・・・?」




      「ひまりちゃん、あと1時間以上残ってるけど・・・」



      「好都合!ちょうど1時間分の料金はチャラになるね!

          ここのスタジオは途中退室可だから!!」


      「ひまりちゃん・・・?なんで・・・」

    • 44 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信




      「この状況じゃ練習にならないからだよ!

          これ以上は無意味だと判断しました!」



      「っ」
      ビクッ


      「それって・・・私の、せい・・・?」



      「それもある!それだけじゃないけどね!」



      「おいひまり!」



      「ひまりちゃん!」



      「誤解しないで!香澄の演奏に関してじゃないから!」



      「え?」



      「実際に見てもらったほうが早いかな!」
      ズカズカ

      「な、なに?」
      タジタジ

    • 45 名前:匿名スタッフさん ID:lZmY0Y2Y[] 返信



      「香澄。ちょ〜っとごめんね?」
      スッ



      ※手にクレンジングシート(化粧落とし)




      「!?ひ、ひまりちゃん!待っt」



      「おりゃ〜〜〜〜っ!!!」
      ゴシゴシゴシゴシ


      「ぎゃ〜〜〜〜っ!!!」



      「・・・」
      ポカーン

    • 46 名前:匿名スタッフさん ID:lZmY0Y2Y[] 返信



      「・・・・・・やっぱり!思った通りだ!」



      「う・・・」



      「ひ、ひまりちゃん。どうしたの?

          急に香澄ちゃんの顔を磨いて・・・」


      「見てよこれ!!」
      グルリ



      「!?」



      「なんだこれ!?すげえクマじゃねえか!!」



      「おおう・・・これはまた・・・」



      「コンシーラー塗って誤魔化してたんだよ!」



      「うう・・・」

    • 47 名前:匿名スタッフさん ID:3ZThkNDF[] 返信

      香澄化粧できたのか?!

    • 48 名前:匿名スタッフさん ID:lZmY0Y2Y[] 返信



      「よく気づいたね」



      「思えば今朝会ったときから変だったよ
          目はときどき虚ろだったし足取りは悪かったし」


      「そして練習中
          汗でコンシーラーが落ち始めたのが見えたの」


      「なるほどね〜・・・
         こりゃ練習にならないわけだ・・」


      「ひまりちゃん・・・私は・・・」



      「これ以上の話は後!1時間切る前に出るよ!」



      「げっ!時間やばい!」



      「さあさあ!撤収撤収!!」
      パンパン


      「「りょ、了解!!」」

    • 49 名前:匿名スタッフさん ID:iM2RmYzY[] 返信

      ちゃんとリーダーしてる希少パターン

    • 50 名前:匿名スタッフさん ID:2NDk0MzV[] 返信

      やっぱりひまりがリーダーなんだなぁ…

    • 51 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信




        ~その後 スタジオ前~



      「ごめんね・・・私のせいで・・・」



      「えっと、その・・・」



      「お前だけのせいじゃ、ないよ・・・」



      「・・・・・・」




      「お待たせー!次回もいつも通りの時間で取れたよ!」



      「ありがとう、ひまりちゃん」



      「なら、集合時間もいつも通りかー」



      「よし、行くか」

    • 52 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信



      「じゃあね、みんな」
      スタスタ




      「・・・待って香澄。どこに行くのかな?」



      「え?家に帰るんだけど・・・」
      ピタッ


      「そんなに急いで?」



      「うん。帰って自主練しなくちゃ・・・」
      スタスタ



      「・・・~~~~~っ!」
      ドドドドドドド


      「?」







      「バカーーーーーーーーッ!!!」
      グイッ!


      「ぐえっ!?」






      「わかってない!!
          なんで私が練習を切り上げたのか全ッ然わかってない!!!」


      「げほっ!げほっ!・・・だって、私が下手だったからじゃ・・・」



      「おバカ!私がそんな酷いことすると思う!?」

    • 53 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信



      「じゃあなんで・・・」




      「とーにーかーく!!

          香澄は私たちと一緒に来てもらいます!!」


      「で、でも」




      「問答無用!!強制連行!!出発進行!!!」



      「ひ~!分かったから引っ張らないで~!!」
      ズルズル




      「・・・なんか、ひーちゃんがいつもより
         リーダーしてる気がする・・・」


      「キレてるな~・・・」



      「分かりにくいけど相当怒ってるよねあれ・・・」

    • 54 名前:匿名スタッフさん ID:lZmY0Y2Y[] 返信




          〜その頃 市ヶ谷家 蔵〜



      「うっし。とりあえずセトリ考えてみるか」



      「そうだね。歌ありでもだいぶ合うようになってきたし」



      「たしか、本番までバンド同士でも
         セトリの内容は秘密なんだよね?」


      「分かってるのは
         ポピパが前半、Afterglowが後半ということだけ」


      「セトリの全容を把握できるのは
         まりなさんたちスタッフだけ」


      「しかも、お客さんに至っては
         ギターボーカルが入れ替わってることすら内緒か・・」


      「まるで開けてビックリな箱?」



      「合同ライブだと思い込んで
         来た人は驚くだろうな〜」


      「どんな顔をするか楽しみだね♪」

    • 55 名前:匿名スタッフさん ID:lZmY0Y2Y[] 返信



      「とりあえず、私が
         個人的に考えてきたセトリがあるんだけど見る?」


      「え、そうなの?」



      「へー。見てみようか」



      「あいよ」
      バサッ



      「・・・ふむふむ。
         カッコいい系を集めた感じだ」


      「歌うのは蘭ちゃんだからな
         似合いそうなやつを集めてみたぞ」


      「まあ無難なところだよね」




      「・・・」

    • 56 名前:匿名スタッフさん ID:lZmY0Y2Y[] 返信



      「時間配分もいい感じ」



      「第一案はこれでいいんじゃないかな?」



      (・・・・・・)




      (・・・セトリ自体は悪くない)




      (これなら、あたしもやりやすい・・・)





      (・・・でも)



      「でも、これで良いのかな?」



      「え」



      「おたえ?」

    • 57 名前:匿名スタッフさん ID:lZmY0Y2Y[] 返信



      「これじゃ蘭に合うだけのセトリだよ?」



      「? 何が悪いんだよ」



      「悪くないよ」




      「でも、こういう曲調ばかりだったら
         ボーカルシャッフルの意味ってあるかな?」



      「!」
        



      「せっかく他のバンドに来たのに勿体無いよ」



      「う・・・それは・・・」

    • 58 名前:匿名スタッフさん ID:lZmY0Y2Y[] 返信



      (・・・そうだ。たえの言う通りだ)





      (だってあたしが
         ポピパのギターボーカルをやる理由は・・・)




      「うーん・・でもな〜・・・」



      「まあまあ。まだ第一案だし」



      「焦らなくていいと思うよ?」

    • 59 名前:匿名スタッフさん ID:lZmY0Y2Y[] 返信



      「けど、考えてみろよ
         ぽぴしゃや夏色とか蘭ちゃんに合うわけねーだろ」



      「・・・」




      「そうなの?」



      「そうだろ。その光景を想像してみろ
         弦巻さんとかなら分かるけど
         蘭ちゃんだぞ?らしくねーって」


      「・・・・・」



      「・・・ふーん?」



      「な、なんだよお前はさっきから!」

    • 60 名前:匿名スタッフさん ID:lZmY0Y2Y[] 返信





      「・・・・・・らしくない、か」





      「?」



      「有咲も、あたしをそう思ってるの?」



      「そうって?」



      「その・・・かっこいい的な」



      「まあな。つーか共通認識だと思うぞ?」



      「・・・?」




      「私以外も蘭ちゃんをそう思ってるんじゃね?」





      「・・・・・・っ」





      「・・・あー、ごめん変なこと聞いて。忘れて」



      「え?」

    • 61 名前:匿名スタッフさん ID:lZmY0Y2Y[] 返信



      「ちょっとトイレ行ってくる」
      スタスタ


      「ちょ」




             バタン



      「・・・え?何?私まずいこと言ったか!?」



      「さ、さあ・・・?」



      「ごめん。私もよく分からない・・・」



      「そうか・・・」



      「有咲」




      「今晩はハンバーグを食べたいのに
         急に和食も食べたくなったんだけど、どうしよう」


      「だからお前はマジでなんだよさっきから!?」

    • 62 名前:匿名スタッフさん ID:2ZWJkMmV[] 返信

      期待…

    • 63 名前:匿名スタッフさん ID:lZmY0Y2Y[] 返信




         〜市ヶ谷家 蔵の外〜



      「はあ・・・」




      (なんで?なんでなの・・・?)





           『蘭ちゃんっていつもカッコいいよね!』




               『ロックでかっこいいギターボーカルに・・・』




         『私以外も蘭ちゃんをそう思ってるんじゃね?』





      (私は・・・そんなのじゃないのに・・・!)





      「やめてよ・・・」

    • 64 名前:匿名スタッフさん ID:lZmY0Y2Y[] 返信




           ガチャ



      「あれ?トイレ終わったの?」



      「あ、たえ。どうしたの?」



      「蘭の様子が変だったから声かけてみた」



      「そう・・・」



      「大丈夫?」
      ジー


      「・・・うん」





      「・・・・・・・」





      「・・・」
      ジー


      (き、気まずい・・・)

    • 65 名前:匿名スタッフさん ID:lZmY0Y2Y[] 返信





      「あ、あのさ「蘭のやりたいことをやればいいと思う」




      「・・・え?」





      「蘭の、やりたいことを、やればいいと思う」



      「いや、聞き返したかったわけじゃなくて」




      「なんの話・・・?」



      「さっきの話」



      「さっきの話って?」



      「セトリの話」

    • 66 名前:匿名スタッフさん ID:lZmY0Y2Y[] 返信



      「蘭はやりたいことがあって
         ボーカルシャッフルをやってるんでしょ?」


      「・・・なんでそう思うの?」



      「だって理由が無いなら
         いつも通りAfterglowでやればいいだけだし」


      「・・・」



      「私は、蘭らしいとか蘭らしくないとか
         よく分からないけど」




      「やりたいことと、らしさって
         関係ないんじゃないかな」




      「!」

    • 67 名前:匿名スタッフさん ID:lZmY0Y2Y[] 返信



      「今のポピパのギターボーカルは蘭なんだから
         もっと欲張っていいと思う」


      「・・・あたしは・・・」



      「あ、いけない。外に出た理由を思い出した!」




      「へ?」



      「おばあちゃんへ頼みに行かなきゃ!」



      「おばあちゃんって有咲の?頼みって?」



      「やっぱり和食を食べたいから
         夕ご飯作ってくださいってお願いするの」


      「はあ!?」



      「じゃあ先に戻ってて」
      タタタ


      「ここ他所の家でしょ!?なに考えて、待っ」




      (なんという自由人・・・)
      ボーゼン


      「あれが香澄の師匠・・・」





      「・・・・・・・」





         『蘭がやりたいことをやればいいと思う』





      (あたしが、やりたいこと・・・)





      (・・・・・・みんなに話そう)






      (あたしが、ボーカルシャッフルを
         やりたいと思ったきっかけ)

    • 68 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信





          ~その後 羽沢珈琲店~




      「さあ!甘いもの食べて美味しい珈琲飲んで
          リラックスしましょーね!はいメニュー!」バンッ


      「え、えっと・・・」
      キョロキョロ


      「まるで状況が分からないという顔ですなー」



      「そりゃ連行というか拉致られたも同然だからな・・・」



      「じゃ、じゃあこの、モンラブン・・・?」



      「なんだって?」



      「メニューすらまともに読めてないようですなー」

    • 69 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信


      訂正  ×「~その後 羽沢珈琲店~」

          〇「~その頃 羽沢珈琲店~」

    • 70 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信




      「・・・香澄ちゃん!」



      「ひゃい!」



      「いらっしゃいませ!ようこそ羽沢珈琲店へ!
         ご注文はお決まりですか?」ニコ


      「え、えっと・・・モ、モンブランを・・・」



      「モンブランですね!そちらは期間限定の
          おすすめメニューなんですよ!」パアッ


      「そ、そうなんだ」



      「ふふ♪ごゆっくりどうぞ!」
      パタパタ


      つぐみ<あ、お母さーん!みんなの注文決まったよー!



      「・・・」
      ポヘー


      「やっと落ち着いたな」



      「いやーつぐの接客はさすがだね!」



      「あれ営業スマイルじゃなくて
          本心スマイルだからね~」

    • 71 名前:匿名スタッフさん ID:kMDNjODk[] 返信

      つぐの天使スマイルは五臓六腑に染み渡るでぇ…

    • 72 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信



      「・・・さーて、スイーツが来るまで
         時間が出来たから~・・・」



      「香澄!」



      「はい!」
      ビクッ


      「・・・なんで目の下に凄いクマが出来たの?」



      「・・・!」



      「教えてくれるかな?」

    • 73 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信




         ~その後 各自注文到着~




      「・・・・・・」





      「香澄」



      「はい・・・」





      「言うまでもないと思うけど
         私は今とっても怒ってます」


      「はい・・・」



      「まさか、ここんところ3時間しか寝てないとはね~・・・」



      「無茶しすぎだよ!」



      「早く追い付かなきゃって思うと
         自主練を深夜までやってる日が気付けばほぼ毎日に・・・」


      「それでコンディションが崩れたら世話ないだろ!」



      「返す言葉もございません・・・!」

    • 74 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信



      「言ったよね?
         絶対無理はしないでって」ジロ


      「す、するつもりは無かったんだよ!」



      「でも、約束を破ったことは変わらないよ」



      「・・・ごめんなさい」





      「あのね香澄ちゃん」




      「?」



      「私も前に、同じことがあったんだよ」



      「同じ?」

    • 75 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信



      「ある大きいライブに出ることになったときにね」



      「もしかして・・・ガルジャム?」




      「うん。みんないつも以上に張り切ってて
          私は置いて行かれないように必死だったんだ」



      「だから、香澄ちゃんの気持ちはとても分かる」





      「・・・」





      「家の手伝いも生徒会の仕事もあったのに
         毎晩毎晩、遅くまで練習しちゃって」





      「・・・そして、生徒会の会議中に、過労で倒れたの」





      「!?」

    • 76 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信



      「巴ちゃんが駆けつけて介抱してくれて
          ひまりちゃんが救急車を呼んでくれて
          そのまま入院」



      「結局、みんなのためにと思ってやったことで
          みんなに迷惑かけちゃったんだ・・・」



      「・・・・・・」




      「ひまりちゃんたちが怒ってるのは
          香澄ちゃんを責めてるわけじゃない」



      「ただ、あの頃の私の二の舞に
          なってほしくないだけなんだよ」

    • 77 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信




      「・・・・・・」






      『当たり前のことだけど、
        
         うちには前科持ちがいるからな~』





      (あれは、そういう意味だったんだ・・・)





      「病室で蘭とともちんが大喧嘩したのもそのときだったね~」



      「な!?火種撒いたのはお前だろ!」



      「えー元はといえば蘭がー」



      「はいそこ話の腰を折らない!!」
      ビシッ

    • 78 名前:匿名スタッフさん ID:0ZDZmZDh[] 返信

      支援と期待に支援

    • 79 名前:匿名スタッフさん ID:zMTdkN2M[] 返信

      ひーちゃんがちゃんとリーダーしてる…

    • 80 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信



      「みんな・・・」




      「改めて、ごめんなさい・・・」





      「もう、無理はしません!」
      ペコリ




      「・・・今度こそ、約束できる?」




      「・・・うん!」





      「・・・よし!お説教終わり!
          ティータイム始めるよー!」


      「待ってました!」



      「もう食べてまーす」
      パクパク


      「あはは!ゆっくりしてね!」



      「ほら香澄も食べて食べて!コーヒー冷めちゃうし!」



      「う、うん」
      オソルオソル

    • 81 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信



      「あ・・・美味しい・・・」
      モグモグ


      「ふふ、自信作のモンブラン!
          気に入ってくれたようでなによりです!」ニコ



      「私も鼻が高いよ!」
      ウンウン


      「どういうこと?」




      「ひまりちゃんは新商品を試食してくれたり

          アイデアを出してくれたりするんだよ!」


      「え!?そうなの!?すごーい!」

    • 82 名前:匿名スタッフさん ID:zMTdkN2M[] 返信

      更新待ってました!!

    • 83 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信



      「いやいやそんな大袈裟だよ~
         付き合い長いから選ばれてるというのもあるし~」


      「いつもありがとう!」



      「ちょっと、もう、やめてよ~」




      「ひーちゃんニヤけてる~」



      「口元緩んでるぞー♪」



      「もう!あんまりからかわないでー!///」



      「あははは!みんな本当に仲良いね!」
      パクッ

    • 84 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信



      「・・・・・・・♪」
      モグモグ




      (そういえば、羽沢珈琲店のケーキ
         ていうか、甘いものって久しぶりに食べたな・・・)




      (そして、こんなにゆったりした時間も・・・)






      「どう?来た甲斐があったでしょ?」



      「うん!ありがとう!」





      「♪」





      「どうしたの?」

    • 85 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信





      「香澄の笑顔、久しぶりに見たと思って♪」




      「え?」




      「ここのところずっと険しい表情してたもんね」



      「別人みたいに眉間にシワが寄ってたぞお前?」



      「ぶっちゃけ表情だけなら怒った蘭より怖かったー」



      「ほんと・・・?」

    • 86 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信



      「ほんとにほんとだよー!
          生きるか死ぬかって顔してたよ!!」


      「やっぱり香澄ちゃんは笑顔が一番だね!」






      (私・・・そこまで心にゆとりが無かったんだ・・・)






      「ほらほらもっと笑って~♪」
      ピトッ


      「にこーって笑ってみて♪にこーって♪」
      ピトッ


      「ちょ、ちょっと、すぐには無理だよ~///」





      「あはは!あの二人が同時に相手だと香澄もタジタジだな!」



      「ひまつぐサンドですなー」

    • 87 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信




          ~その後 羽沢珈琲店前 商店街~



      「ん~!やっと香澄とつぐん家でケーキ食べれたー!」
      ノビー


      「あはは・・・待たせちゃってごめんね」



      「なんか普段のアタシらと全然雰囲気が違ったよな~」



      「そりゃ蘭と香澄だよ~?違ってなかったら恐怖だよー」



      「モカちゃん。それはさすがに大袈裟・・・」

    • 88 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信



      「あ、香澄。言い忘れてたけどさ」



      「なに?」



      「明日は私たちとの練習は休みでしょ?」



      「うん」






      「明後日まで自主練禁止」




      「・・・・・・・・・・・・
         ・・・・・・・・・・・・え?」





      「いや、え!?なんで!?どうして!?」



      「どうしても!!香澄が無理する性格だと
          はっきり分かった以上、釘を刺さないと!!」


      「もう無理はしないって言ったじゃ~ん!!」



      「だめ!!明後日まで息抜きすること!!
          そしてそのクマは絶対に消してきてよね!!」

    • 89 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信



      「そんな~!!みんなもそう思う!?」



      「今日の練習と香澄の精神状態を考えたら、まあ・・・」



      「休むのも練習のうち!だよ!」



      「それに、今のまま続けたところで意味無いしねー」



      「モカ!言い方!」



      「う~・・・・・・!」

    • 90 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信



      (みんなの言ってることは正しいけど・・・
         でもどうしよう・・・何をすれば・・・・・・・
         えーっと、えーっと・・・)




      「そんな難しい顔しなくてもいいじゃーん
         明後日、元気な顔をあたしたちに見せてくれたまえー」


      「そんなこと言われてもただでさえ時間無いのに・・・」





      「早く、蘭ちゃんみたいにならないと・・・!」







      「・・・っ」
      ピクッ






      (げ、嫌な予感・・・)

    • 91 名前:匿名スタッフさん ID:iOTAwOGN[] 返信



      「・・・・・・またそれ?」



      「だって・・・!」



      「・・・スタジオであたしが言ったこと
         覚えてる上で言ってるの?」


      「い、意識し過ぎって言われても
         他にどうしたらいいのか分からないよ・・・!」




      「蘭ちゃんみたいにカッコよく
         ギター弾けて歌えたほうがモカちゃんだって
         やりやすいし楽しいでしょ・・・?」




      「」
      …ブチッ

    • 92 名前:匿名スタッフさん ID:iOTAwOGN[] 返信



      「ふざけないで・・・!」



      「え」





      「ふざけないでよ!!!!」




      「っ」
      ビクッ




      「やりやすい!?楽しい!?」




      「そんなことされてあたしが「モカやめろ!!」




      「っ!!ともちん止めないで「やめろっつってんだ!!!!!」





      「目が血走ってるぞ!少しは落ち着け!!」



      「・・・!!」
      フーッ フーッ

    • 93 名前:匿名スタッフさん ID:iOTAwOGN[] 返信



      「それに、ここで騒いだら近所迷惑だ!」




      「・・・」
      チラッ




      「・・・?・・・?・・・っ・・・」
      オロオロ



      (完全に怯えちまってる・・・
         このまま香澄を帰したら
         ボーカルシャッフルどころじゃない・・・!)



      (どうする・・・)




      ???「あれ?みんな何してるの?」

    • 94 名前:匿名スタッフさん ID:iOTAwOGN[] 返信



      (この声は!!)




      「かーくんとAfterglowのみんなか〜!
         珍しい組み合わせだね!」


      「あ、はぐ・・・」



      「ちょうど、とーちゃんのコロッケが
         揚がったところなんだ!みんなもどう?」


      (ナイスタイミング!!)



      「はぐ・・・悪いけど私は「香澄!折角だし食べてこいよ!」



      「え、でもさっきケーキ「まあまあ!揚げたては美味いぞ〜?」



      「う、うん?それはそうだけど・・・
         ・・・じゃあ、お言葉に甘えて・・・」オソルオソル

    • 95 名前:匿名スタッフさん ID:iOTAwOGN[] 返信



      「つぐ。香澄に付いてあげて」
      ヒソヒソ


      「了解。ひまりちゃんたちは?」
      ヒソヒソ


      「・・・ちょっとモカと話してくる」
      ヒソヒソ




      「はぐみちゃん!私も戴いていいかな?」



      「もっちろん♪2名様ごあんなーい!」
      スキップ




      「・・・お前はちょっと来い」
      スタスタ


      「・・・わかったよ」
      シブシブ


      「念のため人目につかない所に行こうか」
      スタスタ

    • 96 名前:匿名スタッフさん ID:iOTAwOGN[] 返信




         〜商店街 路地裏〜



      「ここなら香澄には聞こえないだろ」



      「だね」



      「・・・・・・・」





      「なんで呼び出されたか分かるか?」



      「・・・心当たりはあるよ」



      「・・・」

    • 97 名前:匿名スタッフさん ID:iYWRkMTk[] 返信

      このシリアスさ、すごいドキドキする。楽しみにしてます!

    • 98 名前:匿名スタッフさん ID:2NmM0Yjh[] 返信





      「あたしが香澄を未だ歓迎していないこと、でしょ?」





      「・・・・・・全体的に言えばそうだ」



      「はー・・・やっぱりか・・・」



      「なんだ。ひーちゃんも気付いてたんだ」



      「モチベーション低いなとは思ってたよ
         一回も練習で本気出してないし」




      「何より全然楽しそうじゃなかった」



      「・・・」

    • 99 名前:匿名スタッフさん ID:2NmM0Yjh[] 返信



      「正直アタシたちの考え過ぎだと思いたかったよ。
         練習も今日までトラブルも無かったしな」
         




      「だが、今日の練習でお前はついにキレた。
         ここまで拗れたからには吐いてもらうぞ」


      「・・・」





      「・・・お前」





      「蘭のポジションに
         蘭以外のヤツがいるのが不愉快なんだろ」




      「・・・っ!」

    • 100 名前:匿名スタッフさん ID:xNTYyYzV[] 返信



      「・・・・・・」



      「図星だな」



      「・・・あの場所は」





      「Afterglowのギターボーカルは
         あたしたちが、蘭のために作った場所・・・」




      「そこに、一回のライブだけとはいえ
         他の子が入るなんて、考えられなかった」



      「・・・それは、今でも?」

    • 101 名前:匿名スタッフさん ID:xNWU5NDY[] 返信



      「・・・最初は、蘭もみんなも
         乗り気だし、あたしも頑張ろうと思ってたよ」




      「でも、香澄が蘭を意識し始めて・・・」





      「ロックでカッコいいとか、
         上っ面だけで蘭を見てるのに段々腹立ってきた・・・」




      「蘭みたいになりたいとか・・・」





      「たった1年そこらの知り合いのくせに・・・!」





      「蘭のこと、何も知らないくせに・・・!!」





      「・・・」

    • 102 名前:匿名スタッフさん ID:3NjA4OTl[] 返信



      「それは仕方ないって
         あいつにとって蘭は憧れなのは分かるだろ?
         香澄だって純粋にそう思ってるだけで
         少なくとも悪気があるわけじゃ・・・」



      「・・・わかってる」




      「え」





      「そんなこと、わかってる!
         わかってるんだよ!!」




      「香澄だって、ただあたしたちと
         バンドやりたくて、それが楽しみなだけで・・・!!
         蘭のことを純粋に好きなだけで・・・!」




      「でも、でも・・・!
         心のどこかで、蘭の居場所に
         土足で踏み入るなと思ってる自分がいて・・・!」




      「・・・あたし・・・どうしたら・・・」





      「モカ・・・」

    • 103 名前:匿名スタッフさん ID:kMWUzZWV[] 返信





      「・・・もっと香澄のことを知ってみようよ」




      「え?」




      「モカは
         香澄が蘭のことを何も知らないって言ったけど
         モカだって香澄のことよく知らないでしょ?」


      「そ、それは・・・」



      「今回こんなに拗れた原因は
         お互いの理解力不足だと思うの」



      「香澄は私たちと仲良くなりたいって言ってくれた
         私たちも香澄ともっと仲良くなりたい」


      「モカはどう?」



      「・・・」

    • 104 名前:匿名スタッフさん ID:jZTI3NGN[] 返信



      「・・・香澄は、あたしをどう思ってるのかな」




      「自分勝手な理由で
         みんなに八つ当たりして、香澄を煽って、怒鳴って・・・」



      「さっきも、ともちんが止めてくれなかったら
         もっとひどいことを言ってた・・・」



      「・・・」




      「こんなあたしと、
         仲良くなりたいって思うのかな・・・」




      (そうか・・・)




      (こいつがイラついてたのは
         香澄でも、ギターボーカルが蘭以外なことでもない)




      (ボーカルシャッフルを受け入れられなくて
         一人だけイラついてた、自分自身だったのか・・・)

    • 105 名前:匿名スタッフさん ID:wZWVhZjE[] 返信




      「・・・巴。私に考えがあるんだけど」



      「なんだ?」



      「それはね・・・」
      ヒソヒソ





         〜その頃 商店街 羽沢精肉店付近〜





      「やっぱり、はぐみちゃん家のコロッケは美味しいな〜」



      「久しぶりに食べたの?」
      モグモグ


      「しばらくぶりかな。なんで?」



      「つぐやさーやって毎日食べてそうだったから・・・」



      「あはは!商店街に住んでるからって
         毎日食べてるわけじゃないよ〜」


      「それもそっか〜」

    • 106 名前:匿名スタッフさん ID:kMTMzMDU[] 返信

      訂正。

      ×羽沢精肉店→○北沢精肉店

    • 107 名前:匿名スタッフさん ID:xODYzZjl[] 返信



      「・・・ねえ、つぐ」



      「ん?」




      「モカちゃん、まだ怒ってるかな・・・」



      「・・・」




      「どうして、あそこまで怒らせちゃったんだろ・・・
         私が悪いのは分かってるのに、理由が分からない・・・」




      「・・・違うと思う」





      「え?」



      「私たちはずっと5人でバンドしてたから
         誰か一人だけ入れ替わることなんて無かったの」



      「そういう慣れないことに感情が振り回されて
         イライラしちゃってるんだと思う」



      「モカちゃんは、戸惑ってるんじゃないかな」




      「戸惑う?モカちゃんが・・・?」



      「意外に思うかもしれないけど
         モカちゃんって繊細なんだ
         普段は飄々としてるから分かりにくいけどね」


      「・・・」

    • 108 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信



      「だから、香澄ちゃんのせいじゃないよ
         ひまりちゃんたちも絶対そう思ってる」



      「つぐ・・・っ」
      ギュッ


      「わ」



      「でも、私はどうしたら・・・っ」



      「・・・」



      「Afterglowのために、私は何をしたらいいの・・・?」




      「・・・私たちのため、なんて思わないで」



      「・・・?」



      「自分のためでいいんだよ
         今のAfterglowのギターボーカルは香澄ちゃんなんだから」ナデナデ

    • 109 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信



      「でも、私は蘭ちゃんの・・・」



      「・・・「香澄は蘭を意識しすぎ」」



      「・・・」



      「モカちゃんが言った
         この言葉の意味と、向き合ってみて?」ナデナデ



      「前向きに、ね♪」
      ニコッ


      「前向きに・・・」





      「おーい二人共ー!」



      「あ、巴ちゃんだ」




      「・・・はっ!ごめんつぐ、ずっと抱きついて!」
      アセアセ


      「ふふ♪大丈夫だよ!」

    • 110 名前:匿名スタッフさん ID:kYzA2ZGI[] 返信



      「香澄!コロッケ美味しかった?」



      「うん。みんなの分もあるよ」
      ガサッ


      「お、サンキュー!」
      ガツガツ


      「おいし〜♪」
      モグモグ




      「香澄」



      「!」
      ビクッ


      「あ、ごめん・・・その、あたしもいいかな?」



      「う、うん。はい、どうぞ」
      スッ


      「・・・ありがと」
      モグモグ


      「・・・あ、うん」




      「・・・・・」




      (うう・・・気まずいなぁ・・・)

    • 111 名前:匿名スタッフさん ID:5ZjgyMjQ[] 返信




      「みんな。ちょっといいかな?」




      「?」



      「・・・」




      「この中で今晩家に帰らなくても怒られない人手を挙げて!」



      「はい!」
      シュバッ


      「ん」
      スッ


      「ん?」
      スッ


      「多分大丈夫だけど・・・」
      スッ


      「まあ三連休初日だし・・・」
      スッ


      「全員OKだね!よし!」

    • 112 名前:匿名スタッフさん ID:kY2YxMGF[] 返信





      「じゃあ、お泊まり会しようか!!!」





      「・・・・・・え?」







          〜その頃 市ヶ谷家 居間〜



      「てめえマジでいい加減にしろよ!?💢」



      「まあまあ」



      「まあまあじゃねえよ!!💢
         私の知らないうちに人ん家の婆ちゃんに晩飯たかるとか
         どういう了見だてめえええええ!!!💢💢💢」


      「たかってないよ?お願いしたの」



      「そういう問題じゃねえよ!!!!💢💢💢💢」



      「まあまあ」

    • 113 名前:匿名スタッフさん ID:1YzY1Y2Q[] 返信



      おばあちゃん「いいんだよ有咲
            有咲のお友達にご飯を振る舞えるなんて
            私は嬉しいねえ」


      「ばあちゃんも甘やかさなくていいから・・・」



      おばあちゃん「美竹さん、だったかしら?
            あなたも遠慮せず召し上がれ」ニコ


      「あ、すみません・・・」




      (秋刀魚の塩焼き、豚汁、茄子の揚げ浸し、
         だし巻き卵、ほうれん草の胡麻和え・・・
         日本の晩御飯って感じだ・・・)



      おばあちゃん「足りないものがあったら言ってね
            では、ごゆっくり」スタスタ

    • 114 名前:匿名スタッフさん ID:xMmI4ZjJ[] 返信



      「優しい人だね」



      「まあな」



      「・・・えーっと、もう食べていいのかな?」



      「いいだろ別に」



      「いつもなら香澄ちゃんが率先して
         いただきますって言うもんね」


      「あはは。だからかな?
         タイミングが分からないや」


      「じゃあ代わりに私が」




      「いただきます」



      「いただきます」

      「い、いただきます」


      (小学校の給食を思い出すな・・・)

    • 115 名前:匿名スタッフさん ID:xM2Y1MDU[] 返信



      「・・・あ、豚汁美味しい」
      ズズー


      「どんどん食べてね」
      モグモグ


      「お前が言うな!」



      「揚げ浸しも、お出汁しみしみで美味し〜♪」
      モグモグ


      「聞いちゃいねえ!」



      「まあ有咲も食べようよ。美味しいうちに」



      「いや、食うけどさ・・・」
      パクパク


      「香澄ちゃんには内緒だね♪」



      「ぜってー拗ねるだろうな、あいつ」



      「香澄のぶんも食べる!」
      モグモグ

    • 116 名前:匿名スタッフさん ID:1YzhhZDU[] 返信




      「・・・ねえ、ちょっといい?」




      「?」
      ピタッ



      「あ、食べながらいいから」



      「どうしたの?」



      「みんなに聞きたいことがあるの」



      「聞きたいこと?なに?」





      「・・・星の鼓動」





      「・・・え?」






      「香澄の星の鼓動のこと、教えてほしい」

    • 117 名前:匿名スタッフさん ID:zMmU1Mzl[] 返信





          〜その頃 宇田川家〜




      「いらっしゃーい!」



      「悪いなあこ。急にみんなが泊まることになって」



      「いいよいいよ!特に用事も無いし!」



      「いやー二人の両親が留守でよかった!」



      「まあ上がってよ。玄関で立ち話もなんだし」



      「お邪魔しまーす!」



      「まーす」



      「お邪魔するねあこちゃん」



      「うんうん。いつも通りの5人は落ち着・・・ん?」



      「お、お邪魔しまーす」

    • 118 名前:匿名スタッフさん ID:kNGFlZTg[] 返信



      「あ、あれ?香澄!?なんで!?」



      「こらあこ。失礼だぞ」



      「ご、ごめん。予想外で、つい・・・」




      「蘭ちゃんは今日いないの?」



      (ポピパと練習してるなんて言ったら
         怪しまれちゃうよね・・・)


      「あー、蘭ちゃんは家の用事で・・・」



      「ふーん」



      (う・・・嘘言うの辛い・・・)

    • 119 名前:匿名スタッフさん ID:iZGY1MTV[] 返信




      (おい、本当に大丈夫なのかよ
         あの状態の香澄とモカを一晩同じ屋根の下に
         いさせるなんて・・・互いの理解を深めるとはいえ
         博打じゃ・・・)ヒソヒソ


      (このまま明後日の練習迎えても
         何も進展しないよ。それに拗れたままの二人を
         放置できないし・・・)ヒソヒソ



      (それに)
      チラッ


      (?)




      「そうそう。蘭がいないから
         今日はあたしたちは4人で練習してたんだよ〜」


      「あ・・・」




      「そしたら偶然香澄が同じスタジオにいてさー
         折角だから一緒に練習しようってことになって〜」


      「で、香澄との親睦を深めようと
         お泊まり会をすることになったわけ〜」


      「へ〜、そんなことがあったんだ」



      (モカちゃん・・・)

    • 120 名前:匿名スタッフさん ID:hYTYzZTA[] 返信




      「香澄!さっきは驚いてごめんね!」



      「だ、大丈夫だよ」



      「改めてようこそ我が家へ!香澄は初めてだよね?
         楽しんでいってね!」


      「う、うん!お世話になります!」
      チラッ


      「・・・」




      (・・・ありがとう)
      ペコッ


      (・・・ん)
      ペコッ



      (ほら、モカなりに
         距離を縮めようとしてくれてるみたいだし)ヒソヒソ


      (・・・分かった。様子を見てみよう)
      ヒソヒソ

    • 121 名前:匿名スタッフさん ID:mODM0ODF[] 返信



      「荷物どこに置いておけばいいかな?」



      「そこの和室でいいよ。ね、おねーちゃん」



      「おう。どうせ使わないだろうしな」



      「じゃあ私運んでおくね」
      ヨイショ


      「いやいや、みんなでやろうよ」



      「こ、これくらい大丈夫だよ」



      「他にやることも無いのに
         香澄に荷物持ちさせたら私たち悪者じゃん!」


      「でも私、今日たくさん迷惑かけちゃったし・・・」



      「私たちは迷惑だなんて思ってないからセーフ!
         卑屈になる必要も無し!さ、行くよ!」スタスタ


      「・・・」
      スタスタ

    • 122 名前:匿名スタッフさん ID:lZTk5MjN[] 返信



      「・・・香澄、なにかあったの?」



      「えっと・・・ちょっとスランプみたいで・・・」



      「スランプ?ボーカル?それともギター?」



      「両方、かな・・・」



      「あー・・・
         どうりでいつもより元気が無いと思ったら・・・」



      「・・・あこちゃん。香澄ちゃんには
         そのこと触れないであげてね。
         気を遣っちゃうと思うから・・・」


      「わかった。普通に接してみるね」


      「ありがとう」
      ニコ

    • 123 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信



      「荷物運び終わったよー!」



      「あ、ごめん!手伝えなかった!」



      「大丈夫大丈夫!」



      「ほぼ私たちの楽器だったしね」




      「・・・ねえ香澄!何かやりたいことある?」



      「え?どうしたの急に」



      「香澄がこの家に来た記念!
         さあリクエストをどうぞ!!」


      「え、え〜?急に言われても・・・」
      オロオロ

    • 124 名前:匿名スタッフさん ID:0YThiYmY[] 返信



      (あこ・・・まさか香澄を元気付けようと・・・?)



      「そうだな〜うーん・・・」
      キョロキョロ


      「み、みんなは何やりたい?」



      「お任せするよ!」



      「右に同じー」



      「香澄がやりたいことをやりたいな〜」



      「え〜!?」




      (そんなこと言われても
         この家に来たことないから分からないよ〜・・・)

    • 125 名前:匿名スタッフさん ID:kOGExMDA[] 返信



      「・・・あれ?」



      「どうした?」



      「テレビの下にあるのってゲーム?」



      「そうだよ!この前ゲットした新型のスイッチ!!」



      「おー手に入れたんだ」



      「旧型持ってなかった?」



      「旧型とライト2台
         持ってるけど欲しくなっちゃって!」


      (お金持ってるな〜・・・)



      「私CM以外で初めて見た」

    • 126 名前:匿名スタッフさん ID:lYjIxMWM[] 返信



      「香澄、気になる?」
      ニヤ


      「ま、まあ」



      「うち、みんなで遊べるゲーム揃ってるよ〜!
         スマブラ、マリカー、マリパ、どれからでもどうぞ!」ズラッ


      「わ!こんなに!?」



      「こんなの序の口だよ〜
         あこちゃんの自室とかもっといっぱいあるよ?」


      「巴ちゃんもゲームするの?」



      「そこそこだな。あこほどじゃないよ」



      「ゲーマー姉妹だねー」




      (※あくまで>>1の妄想です)

    • 127 名前:匿名スタッフさん ID:3OTBiZDM[] 返信



      「やってみたいソフトあるか?」



      「スマブラとか、かな
         私小学校の頃Wiiで遊んだことがあって・・・」


      (Xか〜懐かしい)



      「じゃあまずこれで!」
      カチャ


      「いや、あの今すぐじゃなくても」



      「いいじゃんいいじゃん!
         今晩はゲーム大会に決定!」


      「となると晩飯は作ってられないな!
            ピザとか頼もうぜ!」ピポパ


      「あ、サイドメニューのサラダお願い!」



      「揚げ物盛り合わせ的なのおなしゃーす」




      (なんか私完全に置いていかれてる!?)

    • 128 名前:匿名スタッフさん ID:lMjA3MmI[] 返信



      (え、なに!?
         Afterglowってこんなテンションだっけ!?)



      「それじゃあ
         香澄のことをもっと知りたい!
         親睦ゲーム大会in宇田川家!始めるよー!!
         えい、えい」



      「おー!!!」

      「お、おー!」



      (あーもういいや!とことん楽しんじゃえ!!)

    • 129 名前:匿名スタッフさん ID:2YmFiMDA[] 返信




         〜その頃 市ヶ谷家 居間〜



      「・・・で、そのとき聞こえたのが星の鼓動なんだって」



      「バンド活動が、ね。なるほど」




      (・・・香澄が幼い頃、妹と見た満点の星空
         そのとき聞こえた星の鼓動。それをずっと追いかけて
         ランダムスターと出会いバンド活動に辿り着いた)


      (ここまでは天体観測で本人から聞いたとおり)




      (・・・問題は、この先だ)

    • 130 名前:匿名スタッフさん ID:3OTBlZDh[] 返信



      「じゃあ、今の香澄が聞いてる星の鼓動ってなんだと思う?」



      「うーん・・・やっぱりバンド仲間の演奏とか?」



      「キラキラドキドキを感じてると思う」



      「具体的には分からないかな・・・」



      「あいつも年がら年中、
         星の鼓動のことを言ってるわけじゃないしな〜」


      「・・・」

    • 131 名前:匿名スタッフさん ID:3OTBlZDh[] 返信



      「つーか深く考えても無駄だって」
      モグモグ


      「え?」



      「あれ、香澄語の究極形だからな
        真面目に理解しようとすれば馬鹿を見るぞ」モグモグ


      「・・・なんか有咲、香澄への当たりが強いね」



      「うん。なんかここのところずっとだね」



      「そうかー?いつもこんなもんだろ」
      ズズー


      「なんかイライラしてる」



      「は?何に?」
      ズズー



      「最近、香澄に会えないことに」




      「」
      ブーッ!!



      「うわあ!汚い!!」

    • 132 名前:匿名スタッフさん ID:3OTBlZDh[] 返信



      「ごほっごほっ!!な、何言ってんだおまえ!?///」



      「違うの?」



      「ちげーよ!!///んなわけねーだろ!!///
         むしろ静かになって清々してるっつーの!!///」


      「へー」
      ニンマリ


      「そうなんだー」
      ニンマリ


      「その顔やめろー!!///」



      「でも、学校以外で香澄に会えなくて
         寂しいのは私も一緒だな〜」


      「一緒じゃねー!!///」

    • 133 名前:匿名スタッフさん ID:3OTBlZDh[] 返信



      「ってこれを蘭の前で言うのは失礼かな・・・」



      「ううん。あたしも皆がどうしてるのか
         気になることあるし、気にしないで」


      「やっぱり寂しい?」



      「・・・そうでもないよ。あたしたち全員
         同じクラスだから学校行けば嫌でも会えるし」


      「全員同じクラス!?」
      ガタッ


      「それはすごい!」
      ガタッ


      「本当に!?」
      ガタッ


      「わ!?なにこの食いつき!?」

    • 134 名前:匿名スタッフさん ID:zOWJiMTA[] 返信



      「いやだって5人全員でしょ!?
         確率何分の一!?」


      「どうしてなの!?」



      「どうしてって言われても・・・
           ひまりの言葉を借りるなら、幼馴染パワー?的な・・・」


      「なるほど!」



      「んなわけねーだろ」



      「羨ましいな〜私たち離れ離れなのに・・・」



      「二人いる私たちはまだマシだよ
          おたえなんか一人だし・・・」


      「もう慣れたから大丈夫。イヴとはぐみもいるし」



      (うわカオス)



      「言いたいことは分かるぞ」

    • 135 名前:匿名スタッフさん ID:zOWJiMTA[] 返信



      「それに、昼休みになったら
         香澄が真っ先に来てくれるし♪」


      「・・・」



      「なんだかんだで行き帰りと昼休みは
         結構一緒にいるよね私たち」


      「香澄ちゃんのおかげかな」



      「どうだかな」



      「有咲は素直じゃないな〜」

    • 136 名前:匿名スタッフさん ID:mMWFjN2E[] 返信




      「・・・ねえ、みんなは花女で初めて会ったの?」




      「そうだよ」



      「全員赤の他人だったな」



      「今思えばビックリだよね」



      「友達たくさんできた」





      「・・・・・・そのきっかけって・・・」





      「香澄だよ」



      「だね」



      「うんうん」



      「・・・まあな」





      「・・・・・・」

    • 137 名前:匿名スタッフさん ID:lMzlhMWQ[] 返信




         〜それぞれが、どう香澄と出会ったか説明〜



      「・・・と、ざっとこんな感じ」



      「なんか・・・偶然に偶然が重なりまくったんだね・・・」



      「怒涛の1学期だったな〜」



      「出会い、クライブ、文化祭でポピパ結成
         そしてSPACEのラストライブ・・・」


      「凝縮されすぎじゃない・・・?」



      「主に誰かさんのせいでな」




      「・・・でも、香澄がいなかったら
         今の私はいない」



      「私は、バンドで音楽をやる喜びを知れた」

    • 138 名前:匿名スタッフさん ID:lMzlhMWQ[] 返信




      「私は、ステージに立つ勇気を貰ったな〜」




      「・・・沙綾は?」



      「うーん、なんて言えばいいのかな・・・」




      「我儘になれたこと、かな」




      「・・・」



      「本当に香澄には
         感謝してもしきれないよ」



      「香澄がいたから今の私たちがいて
         ポピパがあって、ガールズバンドパーティがあるんだ」



      「ね、有咲」



      「な、なんで私に振るんだよ!///」

    • 139 名前:匿名スタッフさん ID:lMzlhMWQ[] 返信



      「私は感謝なんてしないからな!?///
         勝手に人んちの敷地に入るし
         商品だったランダムスター持っていくし
         挙げ句の果てに後先全く考えずに
         バンドやろうとか言いだすし!!」


      「手を差し伸べられたんじゃなくて
         引き摺り込まれたんだよこっちは!!!」



      「・・・じゃあなんで今もここにいるの?」




      「・・・え?」



      「無理矢理引き摺り込まれたのが嫌なら
         やめればいいじゃん」


      「べ、別に無理矢理とまでは言ってねぇだろ・・・」

    • 140 名前:匿名スタッフさん ID:lMzlhMWQ[] 返信



      「それに、今更やめたら
         りみや沙綾たちに迷惑かかるし・・・」


      「それだけ?」



      「それだけって、重要なことだろ!?」



      「香澄ちゃんはいいの?」



      「し、知らねえよあいつなんか!///」



      「じゃあ有咲は香澄のことが嫌いということで」




      「嫌いだなんて言ってねえだろ!!!」
      ガタッ



      「・・・・・・・・・・・・・・あ」




      「♪」
      ニンマリ



      「う、うるせー!うるせー!!/////」
      ブンブン


      「何も言ってないよ?」

    • 141 名前:匿名スタッフさん ID:lMzlhMWQ[] 返信



      「つーか
         香澄のことが嫌いじゃないのはお前らもだろ!!///」


      「そうだよ?」



      「私は好きだよ?」



      「当たり前だよね?」



      「あっそう!!!///」




      「・・・」



      「なに見てんだ!///」



      「いや、思ったんだよ」



      「?」

    • 142 名前:匿名スタッフさん ID:iZmY1ZjV[] 返信





      「香澄って本当に凄いなって・・・」




      「みんな香澄に救われたんだね」



      「・・・うん。ここにいるみんな、ね」



      「だから私は!・・・もういいや・・・」




      「・・・ま、凄いやつってのは否定しねーよ」



      「認めるんだ」



      「茶化すなよ。考えてもみろ」





      「普通、高校生あたりになったらさ
         全力とか必死とか一生懸命とかがカッコ悪いって
         誰でも一度は思うだろ?」


      「・・・そう、だね」



      「わかるよ」

    • 143 名前:匿名スタッフさん ID:4ZWJiZDl[] 返信




      「だろ?・・・でもあいつにはそれが無い」





      「真っ直ぐに、一度やると決めたことは
         周りを巻き込みながら突っ走っていく」



      「バカだ、無理だ、諦めろ、放っておけ。
         そんな風に思われても、やり切ってきた」



      「普段の練習だってそうだ。
         私たちが疲れてもう休みたいって思っても」



      「あいつはまるで、ライブ本番みたいに
         全力でギターを弾いてる。最後まで笑いながら・・・」



      「そんな姿をずっと見てるとさ」




      「バカなやつだけど、うぜーやつだけど」





      「みんなあいつのこと、嫌いになれないんだ・・・」





      「・・・・・・」





      「私は好きだよ?」



      「分かってるっての!」

    • 144 名前:匿名スタッフさん ID:2ZWJkMmV[] 返信

      香澄褒められてるの良いですね〜



143件の返信スレッドを表示中
返信先: 【SS】戸山香澄 美竹蘭「「ボーカルシャッフル!!」」

本トピックは、最後の返信がついた日から 14 日後にクローズされます。


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