【SS】香澄の皿

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    • 1 名前:マヌケのピエロ ID:lMjU3M2U[] 返信

      ベベン!!

      時は令和、場所は東京。ある所に朝日六花という少女がおった。

      彼女は大のポピパファンであったのだが…なんと!

      ベベン!!

      あろう事かそのポピパの限定グッズ付きライブの日に岐阜に帰省してしまったのであった!!

    • 2 名前:マヌケのピエロ ID:lMjU3M2U[] 返信

      注意事項、便宜上キャラの口調が悪くなっています

      「はぁ〜、私のおたんちん……なんでよりにもよってポピパさんの限定グッズ付きライブの日に岐阜に墓参りなんてしてもたんやろ。せめて抽選クジでもと思って買おたけど全部ハズレや!!」

      「もう今手元には残りの生活費の3万しかないのに、どうしたもんか…………ん?あれは…」

      「〜♪」

      「あれは、ポピパさんの後輩枠を虎視眈々と狙っている生意気小娘、倉田ましろ…ここあいつの家の近くなんか?」

      「ロクー、ロクー、あっ…ロクー!ほら餌だよ」

      猫「ニャー」

      「な…なんやあの小娘!猫に私みたいな名前付けて……舐め腐りおってからに!」

      「ん?ちょっと待って……あの子が持っとる猫の餌やり用の皿、香澄さんの九谷焼の皿やないか!?」

    • 3 名前:匿名スタッフさん ID:3Y2Y1YWI[] 返信

      どうなるんや…?

    • 4 名前:マヌケのピエロ ID:lMjU3M2U[] 返信

      「な、なんであんな小娘があんな物を……いや、それよりあれは全国で100枚しかないサイン入りでメルカリなら末端価格で5万、ガチ勢なら15万は出す超限定レアグッズ。それを猫の餌やり用に使うなんて許せん…」

      「いや、待てよ。さてはあの子、価値知らないんじゃない?フッ…その皿の価値も分からぬとはエセポピパ勢め。それは皿の価値を知っている私が持つに相応しい。ならば私が騙し取ってあげましょうか」

      ベベン!!

      そう言うと彼女は猫に餌やりをするましろに近づくのだった

    • 5 名前:マヌケのピエロ ID:lMjU3M2U[] 返信

      「ほらほら慌てないで。もうあなたしかいないんだから」

      「ご…ゴホン、ごきげんよう、ましろさん」

      「あ、あなたは……香澄さんの後輩枠を虎視眈々と狙っている田舎娘、朝日六花。ごきげんよう」

      (ぐっ、こいつ会うなりマウント取ってきやがった。いやいや、ここは無視して予定通り…)

      「いやー、可愛い猫ですね。ロクって名前なの?」

      「え?はい、元々はイチからゴウまでもいたんですけどみんな私の手元から離れていきまして」

      「そ、そうなんや…」

      (まいったな、猫を褒めて猫が欲しい事にして猫ごと買い取ろうって戦法だったんだけどな……言いにくい)

      「六花さんも猫好きなんですか?」

      「え、えぇ…はっ、そうだ!」

      「え?」

      「あっ、なんでもないです!こっちの話です」

      (そうや、この手でいこう)

      ベベン!!

      何かを思いついた朝日六花。はたして一体何をしようと言うのか

      このまま続けたいところですが…

      ベベン!!

      ここらでお時間となってしまいました

      ベベン!!

      続きはまた次回とさせて頂きます

      (因みに、この講談師のような口調は仕様です)

    • 6 名前:匿名スタッフさん ID:hYTk5MjV[] 返信

      講談風のSSって新鮮だなぁ‪w‪w
      おもしろい!

    • 7 名前:匿名スタッフさん ID:3NDg5NTd[] 返信

      香澄の九谷焼は流石に草

    • 8 名前:マヌケのピエロ ID:lMjU3M2U[] 返信

      >>3
      不定期に短く完結させます

      >>6
      元ネタが元ネタなのでこれが合うかと思いました

      >>7
      イメージは以前グッズとして出たバンドリキャラの九谷焼の皿の一回り、二回り大きい感じです

      ベベン!!

      ということで再開します。

      さあ、前回高価な皿を猫の餌やりに使っていたましろを見つけた六花が騙し取ろうとして試行錯誤の末、何かを思いついた所まで進みました

      ベベン!!

      さて、一体何をしようと言うのか!朝日六花、作戦開始

    • 9 名前:マヌケのピエロ ID:lMjU3M2U[] 返信

      (そうや、この手でいこう!)

      「実は、旭湯の切り盛りをしているおばあちゃんが長年飼っていた猫を亡くして最近元気が無くて…」

      ベベン!!

      なんと六花、元気などちっとも無くしていないおばあちゃんをダシにして同情に着けこもうとしてきたではないか

      (こうして感情に揺さぶりを掛けて…)

      「ちょうどこんな感じの猫だったんだよね」

      「そうだったんですか。それじゃあひょっとしたら、この子を見せたら元気になるかもしれないですね」

      (キタッ!)

      ベベン!!

      六花、心の中でしめたと微笑む。このまま上手く言いくるめれば猫を譲って貰えると、そう確信して

      「そ、そうなんです!ですからこの子を…」

      「はい、今度この子を連れて旭湯まで行ってみることにします」

      「はい!………ってええぇぇぇええ!!違う違う違う!!」

      「?」

      ベベン!!

      しかしそうは問屋が卸さない。ましろは知ってか知らずか、猫を譲るという選択肢を出しては来なかった

    • 10 名前:マヌケのピエロ ID:lMjU3M2U[] 返信

      「あっ、いや……そうやなくてね。ほら、おばあちゃんは”毎日”膝の上に猫を乗せて番台に座ってたんや」

      「……毎日行けって事ですか?」

      「そうやなくてな……その、ロクちゃんを譲って貰えへんやろか?」

      「な……だ、ダメですよ!私にはもうこの子しかいないんですから!」

      猫「ニャー」

      「この子は私の友達同然なんです。いくら香澄さんにとって都合のいい女である六花さんの頼みでも、これは聞けません」

      「誰が都合のいい女や!!あっ、いや…」

      (くうぅぅぅ、このアマ…下手に出たら好き勝手言いよってぇ!!せやけど、ここは我慢して…)

      ベベン!!

      しかし、ここで怒ればもう二度と皿を得るチャンスはない。六花は怒りをグッと抑えてましろに頼み込む

      「そこを何とかお願い出来へんか?おばあちゃんの笑顔がもう1回見たいんや」

      「気持ちは分かるけど…大事な友達を簡単に渡す訳には…」

      「それやったらこれでどうや!?私今3万円持ってるんやけど、それでこの猫買う!!」

      「えっ」

    • 11 名前:マヌケのピエロ ID:lMjU3M2U[] 返信

      ベベン!!

      もうこうなれば最終手段。六花は今月の生活費である3万円を突き出した。生活費といえど下手したら15万は下らない皿を得る為ならば安いもの

      さあ、どうするましろ

      「どう?この猫だって別に旭湯に来たらいつだって会えるんやし、お友達と永遠の別れなんてさせへんで!」

      「……」

      「……」

      「わかった、そこまで言うのなら猫…3万円で譲るよ」

      なんと……ましろが猫を手放した

      ベベン!!

      これには六花、作戦が上手くいき…

      ベベン!!

      大喜び!!

      「ホンマに!?ありがとぉ」

      「…じゃあロク、元気でね」

      猫怒「ニャー!」

      (よっしゃ!この猫全然私に懐いとらんけど、これで第1段階はクリアや)

    • 12 名前:マヌケのピエロ ID:lMjU3M2U[] 返信

      「よーしよしよし、いい子だね」

      猫怒「ニ”ャー!!」

      「大丈夫?懐かれてないように見えるけど」

      「だ、大丈夫……私はともかく、おばあちゃんに懐けばいいんだから」

      何とか誤魔化す六花であるが、今はまだ猫を手に入れたのみ。本命の皿はまだ手元に無い

      本命の皿を手に入れるべく六花は”さら”に……失礼いたしました…六花はもう一度仕掛ける

      「と、ところでましろちゃん?猫や犬ってのは自分の匂いの染み付いた寝床や決まったエサ入れを好むでしょ」

      「そうなんですか?」

      「そ…そうなんや!せやからな、この子も今まで通りのお皿でご飯が食べたいと思うんや。どや、そのお皿も一緒に付けてくれへんか?」

      「なっ!ダメですよ!!」

      「そこを何とか」

      「ダメですよ!!知らないんですか?この皿は、全国で100枚しかないサイン入りでメルカリなら末端価格で5万、ガチ勢なら15万は出す超限定レアグッズなんですから。まったく、この皿の価値も分からないなんてエセポピパ勢ですね」

      「んなっ!?」

      (なんやて、この小娘知っとったんかいな。しかもおかげで私が価値のわからんエセポピパ勢みたいになってもたやないか)

      猫「ニャ〜ン!」スリスリ

      「ああっ、くっ付くな!今になって懐きよって……」

      「じゃあ聞くけどましろちゃん、だったらなんでそんな高価な皿を猫の餌やりに使ってるのよ?」

      「ああ…それはね、この皿で猫に餌をやると……」






      「たまに猫が3万円で売れるんです」ドヤァ

    • 13 名前:マヌケのピエロ ID:lMjU3M2U[] 返信

      こうしてましろから香澄の皿を騙し取ろうとした六花は、逆にまんまと騙されて欲しくもない猫を3万円で買わされてしまったのでした

      人を騙そうとするとろっくな事になりませんね

      という事でこの話はここでおしまい。元ネタは落語の「猫の皿」

      次回は

      「私は正義の味方、花ちゃんマン!!」

      辺りでお会いしましょう

      それでは、おあとがよろしいようで



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