【SS】リサ「友希那の声が出なくなった…」

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    • 1 名前:匿名スタッフさん ID:jNzE1NDR[] 返信

      友希那の声が出なくなってから、もう5日が経つ。
      ロゼリアは一旦バンド活動を休止することになった。

      「友希那…落ち込まないで…。」

      『落ち込んでない。』

      「……」

      (なんか、最近気まずい…。)

      (なんだろう、この空気は…。)



    • 2 名前:匿名スタッフさん ID:jNzE1NDR[] 返信

      -5日前-

      友希那ママ「友希那〜!そろそろ7時だから起きなさ〜い!!」

      「〜〜〜っ!!」

      「!?」(こ、声が…出ない…っ?)

      友希那ママ「もう!寝ないで起きて!!」

      「〜〜〜〜〜〜っ!!」

      「…」(やっぱり…声が出ない…っ。)

      友希那ママ「っはぁ…。もう!リサちゃん呼んでくるわね!!」



    • 3 名前:匿名スタッフさん ID:jNzE1NDR[] 返信

      そうして、アタシが友希那の家に呼ばれた。
      最初は『友希那ったらねぼすけなんだから☆』なんてことを思っていた。
      けど…違った。

      「ゆ〜き〜なぁ〜☆も〜そろそろ起きなきゃダメだよ〜!」

      「〜〜っ!!」(もう起きてるわよ!!)

      友希那は既に起きていた。そして、アタシに何かを語りかけていた。
      けれどアタシにそれは聞こえなかった。何も。
      口パクをしているように…というか、本当に口パクをしていたのだ。

      「…… 友希那、大丈夫?」

      「……。」

      友希那が気まずそうに俯く。
      こんな表情、滅多に見ないから驚いた…と同時に悲しくなった。



    • 4 名前:匿名スタッフさん ID:jNzE1NDR[] 返信

      (えっと…こういう時はどうすれば良いのかしら…。)

      「え、えっと…。声……出ないの?」

      「!?…!!」

      アタシが問うた途端に、友希那は眼をかっ開いてうんうんと激しく頷く。
      …それで、アタシは友希那が声を出せなくなっている状態にあることを確信した。

      友希那ママ「…っもう。友希那ったらそんなに寝てるの?」

      アタシが唖然と立ち尽くす。友希那は何とも言えない表情で床下を見つめる。
      そんな時、友希那のお母さんが痺れを切らしてサイレント入室をしてきたのだ。
      『どう説明しよう?』…アタシの頭の中はそれだけで満たされていた。



    • 5 名前:匿名スタッフさん ID:jNzE1NDR[] 返信

      「え、えっと…。」

      友希那ママ「って… 友希那起きてるじゃない!なんで下に来ないの!?なんで答えてくれなかったの!?」

      友希那のお母さんが取り乱す。激しく友希那に怒鳴りつける。
      空気は気まずさの一点のみが静かに漂う。
      …こんな状況、どうやって説明すればいいの?どうしたら納得してくれる?
      友希那は涙目になりながら左方向に俯く。

      友希那ママ「リサちゃん、これはどういう事?友希那、起きてるじゃない。」

      「あの………。」

      説明するにはとてつもなく勇気が足りない。こんな事、簡単に打ち明けられない。
      そうして、何分も無意味に時が溶けていった。



    • 6 名前:匿名スタッフさん ID:jNzE1NDR[] 返信

      そうした状況の中、ついに友希那のお母さんの怒りが爆発した。

      友希那ママ「…アンタら、なんなの!?なんで私の言うことを聞かない!?ふざけんなッ!!」

      「ひっ…!」

      「っ…!!」

      その怒鳴り声で、アタシは溜めていたおしっこを少しだけ漏らしてしまう。
      友希那は涙声で激しく怯える。震える息が分かりやすく聴こえてくる。
      友希那のお母さんは静かに友希那に詰め寄る。

      友希那ママ「友希那…学校に行きたくないのは分かるけどちゃんと行ってよ!単位足りなくなるよ!?」

      単位とか、そういう問題じゃない。
      ダメだ、ずっと棒立ちしていたせいか足が痺れてきた。少し目眩もする。
      どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう…。

      「〜っ、〜っはっ!」

      友希那が何かを喋ろうとしている。必死に弁解しようとしている。
      けれどもそれは当然友希那のお母さんには届かない。誰にも届かないまま、虚空に溶けては無意味に消失した。



    • 7 名前:匿名スタッフさん ID:jNzE1NDR[] 返信

      友希那ママ「…あのさ、そんなに駄々っ子みたくベッドに座られ続けても困るんだよ。分かる?」

      明らかに怒気を含んだ冷たい声が、部屋を凍てつかせる。
      緊張感が漂い続け、アタシは運動もしてないのに額に汗を掻くようになった。
      いつまでも説明出来ないアタシは、友希那同様声が消失してしまったかのよう。

      …そんな中で、ついに友希那が後ろに倒れた。
      おそらく過度な緊張と惨めな自分への嫌悪で色々疲れたのだろう。
      アタシはと言えば、おしっこが漏れそうで仕方なくて顔色が悪くなっていた。
      友希那のお母さんが呆れ気味に大きなため息を吐く。

      友希那ママ「っハァ〜!アンタらの根気に負けたわ〜。…もういいよ、今日は休みな!」

      「あっ…あっ…。」

      友希那ママ「…リサちゃんも共犯だからね。リサちゃんも学校休むって、両親に伝えておくから。いいね?」

      絶対零度の声で吐き捨て、アタシを力強く冷ややかに睨みつけた友希那のお母さんは、そのまま部屋を出て行った。
      足音から怒りの感情が漏れ出ているのが明らかで、アタシはとうとうおしっこをまた少し漏らしてしまった。
      冷や汗を掻きまくりで、足は痺れまくり。頭に血液が回っていなかったのか、歩く時はとてつもなくフラついた。



    • 8 名前:匿名スタッフさん ID:jNzE1NDR[] 返信

      スレを何度も重複させてしまってすみません。
      あと、もう眠いので今日は寝ます。
      明日また書きます。
      ちなみに書き溜めてないので遅いです。すみません。



    • 9 名前:匿名スタッフさん ID:jNzE1NDR[] 返信

      そうして、アタシと友希那は学校を休む事になった。
      取り敢えずアタシはトイレに向かう。一刻も早くおしっこをしたかったから。

      ———-

      …出すもの出してスッキリしたアタシは友希那の部屋に向かう。
      そして友希那の状態を確認する。
      友希那の顔色は心配になるほど悪く、汗を掻いていた。涙を流した跡もある。
      今はどっと疲れて寝ているみたいだった。

      (こっ…このままじゃ友希那が脱水症状でヤバい…!何か水分を持ってこなきゃ…!)

      アタシは痺れる足を動かして下に降り、なんとか水を持ってこようとする。
      リビングに到達したら、友希那のお母さんが不機嫌そうにソファに座ってニュース番組を見ていた。
      少し怖かったけど、そんな事を気にしてたら友希那を助けられないので自己暗示をして速やかに麦茶を友希那の水筒に注いで部屋を後にしようとした。

      (友希那のお母さんなんて全然怖くない…!怖くない怖くない怖くない怖くない怖くない…っ!)

      友希那ママ「っあ!リサちゃん!友希那はなんで来なk…」

      (怖くない怖くない怖くない怖くない怖くない…っ!!)

      友希那ママ「チッ!なんなのよ…。」

      友希那のお母さんに呼び止められたけど、アタシはもうそんなものに構っている暇はなかった。
      とにかく友希那に麦茶を届けなきゃーーーーーそんな想いでいっぱい。
      それに怖くて振り向けなかったアタシのエゴもあった。
      友希那のお母さんが後ろで舌打ちしているのが聞こえて少しビビったけどなんとか階段を駆け上がって友希那の部屋に向かう。



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