【ROUND9 有咲×紗夜×りんりん】
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「…?これいつもの生徒会メンバーじゃねーか」
「ルーレットで三人選んだら…ほんとに偶然…この三人になったらしいです」
「マジか」
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(生徒会室にて)
「あ、市ヶ谷さん…ここでお昼ですか?」
「燐子先輩、紗夜先輩。はい、ちょっと昼の間に終わらせたい仕事があって…」
「奇遇ですね。私たちもここでお弁当を食べようかと…」
「わぁ、市ヶ谷さんのお弁当…とてもおいしそうですね」
「確か、お婆様が作ってらっしゃるんですよね」
「そうです。毎日うまい弁当作ってくれて、ほんと自慢のばあちゃんです」
「はい、どうぞ」
「え?市ヶ谷さん…?玉子焼き、くれるんですか?」
「…あっ!す、すみません!いつもポピパのみんなとおかず交換してて、ついクセで…」
「おかず交換…わ、私、そういうの…やったことなくて…」
「私も…そもそも人と一緒に昼食を食べる習慣がなかったので」
「私だって、香澄たちと会うまではいつもぼっち飯でしたし…」
「市ヶ谷さん、あの…このたこさんウインナーと交換で…どうでしょう?」
「おお、まともな等価交換…もちろんいいですよ。はい、どうぞ」
「…市ヶ谷さん、このベーコン巻きとも交換して頂けないでしょうか」
「紗夜先輩も?ま、まあいいですけど」
「紗夜さん、もしよかったら…ウインナー…いりますか?」
「なら代わりにこのナスの炒め物を…」
「ナス…紗夜先輩、ハンバーグ半分あげるので一口貰っても…」
(それから私たちは定期的に生徒会室でお弁当を交換しあうようになった(*゚ー゚) 仲もより深まったように感じて嬉しい(* ´ ▽ ` *))