【SS】偽オーナー「今日は、殺し合いをやりきってもらいます」

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63件の返信スレッドを表示中
    • 1 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      「うーん……あれ?」

      目を覚ました香澄の視界に最初に飛び込んできたのは、古ぼけた教卓と黒板だった。

      「あれ? 授業中に寝ちゃった?」

      初めに気づいた違和感は、
      自分が椅子に座っていない、
      それどころか床で寝ていた、ということだった。

      「へ? なんで?」

      横ではたえが気持ちよさそうな寝顔をしている。

      「あ、おたえー」

      たえが起きる気配は無い。

      モヤがかかったような頭で周りを見回すと、何人もの女生徒が
      床に寝転がっていた。

      その中には、自分とは違う灰色のブレザーも見えた。

      ――あ、羽丘の制服。てことは、ここは花女じゃない?

      そう思った瞬間、目を覚ますまでの記憶が一気に蘇ってきた。

      「あっ! たしかまたみんなで合同ライブしようって話になって、サークルのスタジオを会議室代わりにして……」

      ――そうだ、今度はモニカとRASのみんなも巻き込んで、一緒に派手にやりたいねーって

      ――全員なんとか集合して、さあ会議しようってなったときに

      「変な煙が出てきたんだ」

      有咲が「火事かっ!?」って慌てていたことも香澄は思い出した。

      ーーあの羽丘の子はモカちゃんか。

      うつ伏せで寝ている生徒は髪色で判別するしかなかったが、まあとにかく、35人全員居そうではあった。

      「って! どういうこと!? おたえ起きて起きて!!」

      「ん―?」

      「おたえさーん、終点ですよー」

      「えっ!? やば!?」

      「いやサラリーマンかよ」

      「有咲! 気がついてたんだ! よかった」

      「おー、ちょーど、いまな」

      「にしても、なんだこれ? 私たちサークルにいたじゃん」

      「うう、ありしゃー、どゆことーこれー」

      「こっちが聞きてえよ!」



    • 2 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      ガルパメンバーが、
      デスゲーム、バトル・ロワイアルに巻き込まれたら
      と妄想していたら
      ちょっと筆が進んだので書いていきます。

      基本的にガルパメンバーに殺し合いは似合わないので
      力を合わせて脱出する方向になると思いますが

      お互いの呼称など、一応チェックしてますが
      間違いとか
      キャラ崩壊あったらご容赦ください



    • 3 名前:匿名スタッフさん ID:iZjc4ZGN[] 返信

      デスゲームに放り込まれて人を殺せそうなやつ……ポピパは香澄以外全員いける気がする(偏見)



    • 4 名前:匿名スタッフさん ID:lYTQ5MGY[] 返信

      キラキラドキドキしてきた



    • 5 名前:匿名スタッフさん ID:4YWE5NGR[] 返信

      期待



    • 6 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      そうこうしているうちに、3人以外も次第に目を覚ましてきたようだった。

      「チュチュ様ー! 起きてくださいー!」

      広町「ここって学校の教室みたいだよねー。 でもなんかすごくカビくさい……」

      「サークルの煙はなんだったの?」

      「あれは火事じゃなかったのかしら」

      「……ひょっとしてですけど、みんな寝てたってことは、睡眠ガスか何かだったってことですかね?」

      麻弥の言葉に一瞬のどよめき。

      「なんでそんなもんが、あそこで出てくんすか」

      「そ、そこまではちょっとジブンも分かりませんが」

      「でもこの状況を見ると、そういう可能性もあるかなーってくらいで」

      と、突然、教室の前方右側の引き戸が音を立てて開いた。



    • 7 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      広町
      じゃ変換されんのかorz



    • 8 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      全員がいっせいに視線を振り向けた先にいたのは

      「ま、まりなさん!?」

      「……じゃない?」

      ツカツカと歩いてくる女性は
      サークルスタッフの月島まりなによく似た顔立ちをしていた。

      だが、その出で立ちは、
      トレードマークになっているボーダーシャツに黒い上着ではなく
      軍服のようなものを着込み、
      何よりも目つきが、まりなのそれとは違っていた。

      頼れるお姉さんとしての優しい目はそこにはなく
      冷たく、人を刺すような視線を生徒たちに向けていた。

      「皆さんお目覚めかしら?」

      その声質もまりなと似通っていたが

      「この人はまりなではない」
      35人全員が、
      瞬間的にそう確信するのが容易なほどに冷たい響きだった。

      「何がなんだかって感じよね」

      「いちから説明するからよーーく聞いてね」

      「まずは自己紹介からね。 私の名前は月島マリモ。 みんながよく知ってるまりなの遠い親戚よ」

      「なんとなく気づきかけてるコもいるみたいだけど、アナタたちは、睡眠ガスで眠らされて、その間にここまで運ばれてきました」



    • 9 名前:匿名スタッフさん ID:2NmQ3NGM[] 返信

      マリモ草



    • 10 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      「え……なぜですか?」

      「一人一人答えてる時間はないから、理由とか、色々理解してもらうには、この動画見てもらうのが早いかなー」

      そう言って、部屋の隅を指差す。

      年季の入った教室には不釣り合いな、大型液晶テレビが置かれていた。

      マリモがポケットからリモコンを出して電源を入れると、これまたよく見知った顔が映し出された。

      「オーナー!?」

      「……じゃない……」

      画面の向こう、初老の女性は、オーナーこと都築詩船によく似ていたが
      印象的な紫のメッシュは入っておらず
      これまた、目つきが明らかに詩船とは違っていた。

      「ようこそ、みなさん。 私の名前はキッダーニ・ミフネ。 あなたたちの中の何人かは、詩船と交流があるんだってね。 ありゃ私の遠い親戚だ」

      「今まで詩船と仲良くしてくれて、ありがとうね」

      「たぶんマリモは自分で説明するのが面倒だから、私に丸投げしたくて、こんな動画を撮らせてるんだろうね。全く困った子だよ」

      ミフネはおどけた感じで言っているが、
      口角の上がり方が作り笑顔に見えなくもなかった。

      「さて、長々話すのは好きじゃないんでね、単刀直入に言うよ」

      「今日みんなにここに集まってもらったのは、ある国家プロジェクトのためだよ。
      高校生ならみんなも聞いたことくらいはあるだろう? 
      第68番戦闘実験プログラム。通称、バトル・ロワイアル――」

      その瞬間、千聖が小さく息を飲むのを、すぐ横にいた彩だけが気づいていた。

      「そうです―ー」

      「今日は皆さんにちょっと、殺し合いを、やりきってもらいます」

      教室に水を打ったような静寂が広まった。



    • 11 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      意味を理解しつつある者、全く理解できていない者、
      半々くらいであったが、
      どちらにしても、誰も声を発することができなかった。

      画面の向こうでは、ミフネが淡々と話を続ける。

      おおむね、以下のような内容であった。

      ・ミフネは、昔は音楽をやっていたが、政界にパイプの強いキッダーニ家に嫁いで以来、
       国の裏方仕事を手伝ってきていた。

      ・この国はかつてない不景気により、失業者とニートが増え過ぎて、10年後には経済破綻の可能性が高い。

      ・今後の経済を担う世代を対象にした、過激な政策を求める声が増えていた。

      ・そこで提案されたのが「殺し合い実験」だった。

      ・未来ある若者が殺し合わなければいけない“悲劇”を
       国民が見ることで、
      『こうやって死ぬ人もいるんだから、自分の人生は有意義にしなければ』と思わせる、”最高の奮発剤”となる。

      ・政府としても、さすがに国民からの反発が大きすぎて無理かと思っていたが、
      自分には無関係な高齢者層の圧倒的な支持によって、実現する運びとなった。

      ・この大ガールズバンド時代において、人気急上昇中の7バンドを対象に殺し合いをさせれば、国で関心を持たない人間はいない。 だからこのメンバーが選ばれた。

      ・ルールは簡単。 武器をこれからランダムで全員に一つずつ配るから、それを使って殺し合って、最後の一人になるまで続ける。

      ・生き残った一人には、国のバックアップの下で、一生カリスマミュージシャンとしての地位が約束される。

      「それじゃ、健闘を祈るよ」

      そう言い残して、ミフネの動画は終わった。

      「はーい、大体のことは理解してくれたかなー?」

      (たしか、中学の公民の授業で、このことについて少しだけ触れられていたような気がする……)

      (で、でもあの時はまだ検討段階で、「こんなバカなことやるわけないよねー」と先生すら苦笑いしてたはず……)

      「それじゃ、細かい補足説明に入ろうと思うん 「待ってください!」

      「あー、氷川さんだっけ、紗夜ちゃんのほうかな? どうしたの?」



    • 12 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      「どうしたの、って、急にこんなことを言われて、理解できるわけがないでしょう!」

      「本当にこんなバカげたことをやるつもりなんですか!?」

      「というか、ドッキリじゃないんですか!?」

      そう言って紗夜は千聖の方に少し目を向けた。

      「わ、私も、仕事の経験から、ドッキリかな、って思うんだけど……」

      「で、でも、そ、それにしては手が込みすぎているような……」

      「あー……。まだ理解が追いつかないかー」

      「そういうことなら、ちょっと早いけど登場してもらおうかな」

      「キミたちー、入ってきていいよー」

      ガラガラッ!と、前方のドアが先ほどより幾分か乱暴に開かれ、
      マリモ同様に、軍人のような出で立ちの男が3人、
      背筋を異様にピンと伸ばしながら入ってきた。

      「あれー、父親以外で男の人ってこの世界にいたんだねー」

      「ななみメタやめろ」

      ――皆の視線が一斉にその3人に注がれた理由は、
      もちろん、男性の登場などではなく、
      彼らが脇に抱えているのが、大きな銃であったからだった。



    • 13 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      (兵士1)「整列ー! 構え!」

      3つの、自動小銃――もちろんそんな呼び方は、大半の女子高生は知らなかったけれど――の銃口が、皆の方に一斉に向けられた。

      「……いい加減にしてください! ドッキリだとしてもやっていいこととやってはいけないことが――」

      「紗夜さん、待ってください」

      「え?」

      「ジブンも、100パーセントで言えるワケじゃないんですが、あの銃、モデルガンじゃなくて本物な気がするんですよ」

      「な?」

      「あー、気づいてくれた子もいるみたいだねー。 もちろん、この銃は本物だし、彼らも国の軍隊から派遣されてきてる、本職の人たちだよー」

      「さっさと状況把握してもらおっか、モナカ軍曹、よろしく」

      マリモが言うやいなや、呼ばれた兵士が天井にスッと銃口を向け――

      ズガガガガガガガガ!!!!!!!!

      「「「「きゃああああああっ!!!!!!」」」」」

      銃なんてものに触れたことがない人間にも、充分な理解を与えるほどに、
      凄まじい発砲音が響き渡った。



    • 14 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      轟音が鳴り終わる頃には、悲鳴も収まっていた。

      天井からは、パラパラと、銃弾によって破壊された破片が落ちてきている。

      「これで分かってもらえたかな? 少なくとも私たちが本気で話してるってこと」

      「――これは、本当に国を挙げて行っているプロジェクトだし――」

      「あなたたちは、本当にこれから殺し合いをするのよ」

      これまでよりも、1オクターブは低そうなマリモの声が響いた。

      さすがの紗夜も、ただ呆然とするしかなかったが――

      「はーい、質問いいですか―?」

      いつもと何ら変わらないトーンで声をあげたのは、日菜だった。



    • 15 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      「何かしら?」

      「なんかすごいことになっちゃってるなーってのは分かったし、1ミリもるんっ♪ってこないんですけど、それはいいとして――」

      「国のプロジェクトってさっきから強調してるけど、ここにいるイヴちゃんは、フィンランドとの二重国籍なんですけど、そのへん大丈夫なんですかー?」

      「他の国の国籍持ってる人が、政府の実験で、その、まずいことになっちゃったらー、国際問題?になると思うんですけどー」

      「へ、へあっ?」

      突然自分の話題になったイヴが素っ頓狂な声をあげた。

      (日菜……)

      (日菜さん、だったかしら)

      (「そもそも論」に持っていくことで、主催者側の都合が悪くなるように誘導しようとしている――)



    • 16 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      「あー、氷川さんの、日菜ちゃんのほうね、あなたは」

      「うんうん、すごくアタマがいい、っていう事前情報は間違ってないねー。すごいよキミ」

      「でも心配しないで♪ この実験のことは、外国には全部秘密だから♪」

      「イヴちゃんが死んじゃっても「不幸な交通事故に遭った」ってことになるように根回ししてあるわ♪」

      「ひ……!」

      名指しで自分の死を話題にされたイヴの顔面は、
      元々の白さを通り越して、すでに青みがかっていた。

      日菜は、これ以上反論してもイヴに危害が及びそうな気配を感じ、ただ頬を膨らませるしかなかった。

      「あ、あの……!」



    • 17 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      教室の後ろの方、おずおずと挙手して声を上げたのは美咲だった。

      「ん? また質問かな? 奥沢さんだよね、どうしたの?」

      「いや、あの、あ、あたしがこんなこと言うのもどうかと思うんですけど」

      「あ、あたしの横にいる、つ、弦巻さんは、その、なんていうか、すごい家のお嬢さんで……」

      「こんなことになったら、つ、弦巻家として、まずいというか、その……」

      「?」

      「あー、そういうことね(笑)」

      「この国で有数の大富豪の弦巻家のお嬢さんを、殺し合いなんかさせたら、経済界が黙ってないんじゃないか、ってことでしょ?」

      「あ、いや……はい」

      「うんうん、そういう心配もあるよねー」

      「でも大丈夫♪ 弦巻家以外の財閥さんたちに、たっぷりお金を渡して、弦巻家の説得に協力してもらったわ♪」

      「国が主導するっていうのは、そういうことなの♪」

      「今ごろ、ちょうど説得工作も済んだ頃かしらね☆」

      「?」

      「てか、奥沢さん、あなたナイスよ」

      「え?」

      「『“あの弦巻家”ですら、国家には逆らえないんだ』ってみんなに理解してもらうために、ちょうどいい余興を用意してたのよー」

      「……は?」



    • 18 名前:匿名スタッフさん ID:2NmQ3NGM[] 返信

      ハラハラドキドキ



    • 19 名前:匿名スタッフさん ID:wOTAwNTk[] 返信

      たのしみ



    • 20 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      「……は?」

      「もうちょっと後で公開するつもりだったけど、ちょうどいいから今にするわね」

      「はーい、入ってきて―」

      三たびドアが開かれ、また別の兵士が、けが人を運ぶときに使われるようなストレッチャーをガラガラと押してきた。

      その上には、ちょうど人が1人入りそうな大きさの、ナイロン製に見える黒い袋が乗せられていた。

      教室前方の教卓横にストレッチャーが到着すると、

      「はーい、御開帳ー」

      ジイイイイイイというジッパーの音とともに袋が開かれ――、

      完全に開き切るより前に、教室は女生徒たちの悲鳴に埋め尽くされていた。

      「「「「きゃああああああ!!!!」」」」

      「「「「いやーーーーーー!!!!」」」」

      袋の中で横たわっていたのは、
      ハロハピ勢は顔なじみ、
      他のバンドのメンバーも何度か顔くらいは見たことがある――、

      弦巻家の黒服のうちの一人だった。



    • 21 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      もちろん、と表現するべきか、
      黒服の彼女の体には、至るところに赤黒い液体がこびりついていたし―ー、

      何より、黒服のアイデンティティーとも言える、サングラスの片方は、
      きれいさっぱり無くなっていた。

      ――というより、サングラスの下にあったはずの顔面半分が、きれいに消し飛んでいた。

      「あ……、あ……」

      「こ、こころ! 見ちゃダメ!!」

      美咲の手がこころの目を覆うが、当のこころは、事態を理解しきれていないのか、どこか呆けたような表情をしていた。

      反射的に全員が教壇から距離を取り、
      教室前方に、ぽっかりと誰もいない空間が出現した。

      「はーい、今度こそリアルに分かってもらえたかなー?」

      「ハロハピのみんなはすぐに分かってくれたみたいだねー」

      「この人は、そこにいる弦巻さんのボディガードの中の一人でした」

      「気球に乗ってライブをしたり、豪華客船を貸し切ったり、弦巻家の裏方さんの活躍っぷりはすごいって聞いていたけど――」

      一息ついてから、また、低めの声でマリモが言った。

      「国の意向に反対したら、あっけなくこうなっちゃうのよ」



    • 22 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      誰も口を開かなくなったのを確認してから
      マリモが、殺し合いの詳細なルール説明を開始した。

      その内容を全部理解できるほど冷静な生徒は一人もいなかったが、
      その一方で、これは話を聞いておかないとまずいんじゃないか、という空気も部屋全体に行き渡っていた。

      マリモの説明をまとめると、以下の内容であった。

      ・今みんながいる場所は、誰も助けに来ない、外界から隔絶されたド田舎である。

      ・ここは、廃校になった小学校である。廃校を再利用して、拉致した全員をまとめる場所として使っている。

      ・これから、一人ずつ名前を呼ばれて、この廃校から出ていってもらう。

      ・外は田舎だから、アウトドアでサバイバル的な環境が待っている。

      ・出ていく際に大きなデイパックを渡されて、その中にはマシンガンも含めた、殺傷能力のある武器が、完全ランダムで、一人につき一つずつ入っている。

      ・逃げようとしても、皆の首に取り付けられている首輪が、GPSで場所を把握しているから、無駄である。(そこで初めて、大半のメンバーが、首輪をはめられていることに気がついた)

      ・首輪からは、高圧電流を流せるようになっているので、何か不穏な動きがあれば、いつでも実験運営本部が各メンバーの命を奪える。

      ・首輪のGPSにより、一定時間ごとに立入禁止エリアを追加していく予定。 そのエリアに足を踏み入れたら、即座に高圧電流が流れて死んでしまう。

      ・当然、この廃校を襲おうとしないように、全員が出発したらすぐに、このあたりは立入禁止エリアとして指定される。

      ・実験場全体の地図を渡すので、そこに記載されているエリアより外に出ても、当然脱走と見なされて死刑となる。

      「うんうん、みんな大人しく説明を聞いてくれていい子だねー」

      「改めて、なにか質問はあるかな?」

      「え、えーっと、じ、GPSってなんですか……?」

      「あー、北沢さんはそういうレベルなのね……」

      「身体能力が高いから、優勝候補として結構オッズ低めだったのに……、あ、これはこっちだけの話ね」

      「えーっと、簡単に言うと、みんなの居場所がよく分かる仕組みが、私たちのパソコンには入ってるよ―、ってことよ」

      「な、なんかそれこわい……」

      「まあまあ。 他に質問ある人いるかなー?」

      「あ! み、ミッシェルとホンモノのまりなさんはどこにいるんですか……?」



    • 23 名前:匿名スタッフさん ID:2NTI1MmQ[] 返信

      「」



    • 24 名前:匿名スタッフさん ID:2MDI3NDQ[] 返信

      「そうだよ!まりなさんはどこにいるんですか?!」



    • 25 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      「ホンモノのまりなさんって何よ」

      「私はマリモだから、ホンモノもなにも無いわよ」

      (いけない、私としたことが、頭に血が上ってしまったわ)

      「まりなに関しては、安心してもらって大丈夫よ。CiRCLE全体に睡眠ガスを撒いたあと、眠ってるまりなを自宅まで運んでおいたわ」

      「もちろん、事のいきさつは担当職員から説明させてるから、今ごろは、大泣きしてるかもしれないけどね♪」

      「あとは――、ミッシェル? てかなんで着ぐるみなんか気にしてるの――」

      事前データが書かれている紙に目を落とすマリモ。

      (あー、そういうことか。奥沢美咲がミッシェルを演じていることに気がついていない、と)

      (冗談かと思っていたけれど、どうやら本当みたいね)

      「ミッシェルも無事よ。 殺し合い実験に参加してもらうのは、あくまで人間のメンバーで、クマのメンバーは対象に入っていないの♪」

      (くだらなすぎ。でも、実験を円滑に進めることが一番大事)

      (この実験を首尾よく終えれば、出世が約束されているんだから)

      「そ、そうなんだ! ミッシェルもまりなさんも心配だったよぉ」

      (はぐみはこんな時でもはぐみだね。なんだかちょっとだけ落ち着けた)

      「北沢さんの質問の時間は終わりね。他に何かあるかしら?」



    • 26 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      おもむろに挙手をしたのはますきだった。

      「質問になるかどうか分かんねえけどさ、アンタら、正気か?」

      「いきなりこんなとこに連れてこられてさ」

      「殺し合ってください、なんてフザけたこと言われて「はいそうですか」ってなるやつがいるとでも思ってんのか?」

      「んー、佐藤さん? それについてはもう何度も説明したはずなんだけどな?」

      「説明したとか知るかよ!! 納得いくわけがねえって言ってんの!」

      いつになくドスの利いた声を響かせるますき。

      普段の彼女が、ヤンキー風に見えて実は優しい性格の持ち主であることを知っている
      RASの面々は、少しだけ意外な面持ちをしていた。

      「アタシも同意見だ」

      ますきの後を継ぐように声を上げたのは巴だった。

      「ウチらは、アンタらが想像もつかないほど」

      「これまでいろんなことを乗り越えてきてるんだ」

      「殺し合いなんて―ー」

      「2人とも、ありがとう」

      「私にまとめさせてください」

      不意に声を上げた紗夜に、ますきも巴も一瞬目をやった。

      「マリモさん? 貴方が仰っていることは、よく分かったつもりです」

      「ですが、ここにいるメンバーで、殺し合いが起きるわけがないでしょう」



    • 27 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      「ですが、ここにいるメンバーで、殺し合いが起きるわけがないでしょう」

      銃声に呆然としていた紗夜は既にいなかった。

      いつもの彼女だった。

      「仮にその実験? が国のために意味があるものだったとしても、どう考えても人選ミスだと思いますが」

      「人選ミス? 面白い表現ね」

      「はー……。やっぱ所詮は高校生か」

      「……は?」

      「あなたたちほど、うってつけの人材はいないのよ」

      「メンバーの絆が強ければ強いほど、こちらがちょっと介入するだけで――」

      「無残な人間ドラマが幕を開けるのよ」

      言うやいなや、マリモは軍服の胸ポケットから黒い長方形の機械を取り出した。



    • 28 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      ――テレビとは、また別のリモコン?

      そう思ったメンバーも何人かいたが、とにかく――、

      その機械は、紗夜の首に向かって向けられていた。

      「ちょうどいいわ、氷川紗夜さん、あなたには、実験をスムーズに進めるための、最高の役を担ってもらうわ」

      ピピッ

      と、エアコンの温度を変えた時のような電子音が鳴った。

      刹那、紗夜の首に巻かれている、
      銀色の、どこかスマートウォッチを彷彿とさせるようなデザインの首輪が
      小さく振動し始めた。

      「な、何をしたんですか!!」



    • 29 名前:匿名スタッフさん ID:2MDI3NDQ[] 返信

      「紗夜!」
      「おねぇちゃん!!」
      (バトロワのこういう場合って…まさか…)



    • 30 名前:匿名スタッフさん ID:jMTc0OGQ[] 返信

      >>2を見る限り、「ガルパメンバーが死なない」とは書いてないから…つまりそういうことか



    • 31 名前:匿名スタッフさん ID:lYjBiZTR[] 返信

      あ…



    • 32 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      「さっきも言ったよね? その首輪は、こっちの気分次第で高圧電流を流せるってこと」

      「紗夜ちゃん」

      急にマリモの言葉遣いが、優しげに変わった。

      その声色は、本物のまりなに似ていなくもなかったけれど

      死にゆく人間に対しての憐憫が込められていた。

      「あなた、ちょっと最初から、口答えしすぎよ」

      「風紀委員とかやっていて、自分に自信があるんでしょうけど

      「大人から見たら―ー」

      「ただのイキったガキなのよ」

      「……!」



    • 33 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      「というわけで、あなたにはここで死んでもらうことにしたわ」

      「目障りだし。――何より、バンドつながりだけじゃなくて」

      「この中に血縁者がいる人に、まず死んでもらえれば、皆の中にいい感じで混乱が生まれるからね♪」

      「首輪がブルブル震えて、だんだん大きくなってきてるでしょう?」

      「あと30秒くらいで電流が、ズガガガーーン!って流れるかしらね♪」

      「おねーちゃん!!!!」

      「やめて! ウソでしょ! 止めて!!!!!」

      「さ、紗夜!!!!?」

      「紗夜っ!!!!!」

      「紗夜さん!!」

      「氷川さんっ……!」



    • 34 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      ほぼ全員が、もはやパニックになっていた。

      たった一人、当の氷川紗夜を除いて。

      「いい、日菜、よく聞いて」

      「あなたは、最高の妹よ」

      「ごめんね……もっと別の形で言いたかったけど……」

      「もし、私がここで……」

      「……わ、私のことよりも……自分のこれからを大切にしてちょうだい」

      「おねえちゃん! おねえちゃん!」

      「あなたが、私と同じ日に」

      「この世界に生まれてきてくれて、本当によかった……」

      「さ、紗夜!!!!」

      「湊さん、今井さん、宇田川さん、白金さん」

      「ごめんなさい。もう私がロゼリアのギターとして頂点を目指すことは……」

      「でも! あなたたちと一緒に高みを目指せたことは、本当に――」



    • 35 名前:匿名スタッフさん ID:wZmQ4NzQ[] 返信

      うあああああ;;



    • 36 名前:匿名スタッフさん ID:2NTI1MmQ[] 返信

      紗夜さぁん ; ;



    • 37 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      ビーーーーーーーーッ

      不意に大きな警告音が紗夜の首輪から発せられ、

      直後
      ビシッ! という音が教室中に響いた。

      あまりの光景にずっと目を閉じていた燐子が恐る恐る目を開け、
      視界に飛び込んできたものは

      床に突っ伏している、氷川紗夜だった。

      「いや……いや……」

      ゲーム好き人間の気質のご多分に洩れず、
      燐子は小説を読むことも好きな少女であった。

      デスゲームを題材とした小説も読んだことはあったが、
      その中では、仲間が命を落とした時は、
      周りが大声で叫び、
      死を悼むのが通例となっていた。

      だが、本当にそんな状況が訪れたら
      (なにも声が出ないんだ……)

      もはやほとんど稼働していないアタマで、
      妙に冷静に考えていた。

      もちろんこれは
      燐子が冷徹な性格だったから、
      というわけではなく
      あまりの状況の過酷さに、
      脳が勝手に現実逃避しただけにすぎないのだけれど。

      「お、おねーちゃん……?」

      「おねーちゃんてば……!」

      「あ、明日は、ポ、ポテトが半額になる日なんだよ……?」

      「ねえ……ねえっ……!」

      「おねえちゃん!!」

      「おねえちゃん!!!!!!!!!」

      もはやピクリとも動かない紗夜の体を揺すり続ける日菜。

      その痛ましい所作を止められるメンバーは誰もいなかった。



    • 38 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      「はーい、もうさすがにみんな分かってくれたよね?」

      「じゃあ、ルール説明は終わってるし、そろそろ時間だから、くじ引きで、ここから出る順番を決めていくわねー」

      もはやマリモに対して声を上げる者はいなかった。

      誰もが、目の前で起きていることを受け入れられず、ただ青ざめた顔、もしくは無表情で棒立ちになっていた。

      (Fuck……! 独特の作法がある国ってmomから聞いてはいたけど)

      (ここまでCrazy countryだとは思わなかったわ)

      「本名の苗字をくじ引きにして、箱の中にいれましたー」

      「私が引いた人から順番に五十音順で、1人ずつ、2分おきに外に出てもらうわよー」

      「さて、と……」

      箱から紙を取り出して開くと、マリモは「ありゃ」と小さくつぶやいた。

      「すごい偶然ねー。『あ』から順番になるみたい」

      「最初は、青葉モカさーん、あなたからよー」

      「それで最後は若宮イヴさんになるわねー」

      「……っ」



    • 39 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      普段は飄々とした言動が印象的なモカ。

      どこかまだ夢の中にいるような表情のまま
      地面に転がっていた私物のバッグを肩に掛けた。

      真横にいた蘭が、モカの袖口をギュッと無言でつかむ。

      モカが蘭にだけ聞こえるような小声でささやいた。

      「だいじょうぶだよー、蘭」

      「ここの外がどうなってるか分からないけど、ウチらが全員出るまで、外で待ってるよー」

      「蘭まで待てば、みんな揃うしねー」

      そのいつもと変わらないモカの口ぶりに、蘭は息を呑む。

      (ウチのバンドで、私が最後の出発になることにすぐに気づいたんだ)

      モカはもちろん頭の悪い少女では無かったが、
      省エネがモットーとも言わんばかりの振る舞いが多く
      考え抜いた発言は、
      ここぞという場面でしかしなかった。

      (普段どおりっぽく喋ってるけど……)

      (モカもちゃんと状況を把握してる……)

      「なに話してるのかなー? もう私語は厳禁だよー。あんまりモタモタしてると、またビリビリーってしちゃうよー」

      「あはは、やだな〜。すぐ出ますって〜」

      兵士からぞんざいに投げつけられた大きめのデイパックを器用にキャッチすると、
      モカは廊下の闇に消えていった。



    • 40 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      若宮イヴは
      息を潜めながら廃校の廊下を進んでいた。

      この国の「ブシドー」に憧れ、
      伝統文化を学ぶことに勤しんでいた頃が
      なんだかずいぶん昔の話に思えた。

      (サヨさんが、あんなことになるなんて……)

      (本当に、本当に、この国が私たちで実験をしようとしているのでしょうか?)

      モデルとして撮影される時は、大人顔負けの佇まいを見せる彼女も
      いまは年相応の16歳の女の子であった。

      (武器を渡されるって言ってたけど)

      (たとえカバンの中にどんな武器が入っていても、それを使う人なんていなさそうですけど……)

      廊下が途切れ、在りし日には下駄箱兼玄関として使われていたであろう、
      少し広めの部屋に出た。

      (みんなバカげたことはしないはずです!)

      そう思っても、心臓の鼓動が早まるのは抑えきれない。

      少しづつ歩くスピードが上がり、
      玄関を出る頃には、小走りに変わっていた。

      (外は、校庭……? 廃校って言っていたし、こういう造りになっているのは普通ですね)

      軍が設置したと思われる、非常用大型ライトの照射範囲以外は
      完全なる暗闇がイヴの眼前に広がっていた。

      (……いきます!)

      生まれ故郷でも見たことのない広めの校庭を一気に駆け抜け、
      校門に迫る――。

      門柱まであと数メートルといったところで視線を上げた彼女の視界に、
      複数の人影が映っていた。

      「え!?」

      ???「あ、イヴちゃん! よかったー!」



    • 41 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      「その声、アヤさん!?」

      「そうだよー!」

      「……って、みんな揃ってる!?」

      イヴが彩の後ろに視線をずらすと、暗闇にまぎれながらも
      ざっと30人以上の人影があった。

      「ど、どういうことですか……?」

      「あー、えーっと」

      「私から説明するわ」

      千聖がこれまでに起きたことを、淡々と説明する。

      2番めの出発となった朝日六花が校門にたどりつくと、
      そこにはモカがいた。

      一瞬空気は固まったそうだが、
      お互い
      とてもじゃないけど
      「1人でこんなド田舎でサバイバルする気なんてない」
      ということで
      後から出てくる全員に声をかけて
      合流する流れになったようだった。

      「本当は蘭が出てくるまで、ここを動くわけにはいかなかったんですよ〜」

      「私の名前出さないでよ///」

      「ふふっ、でもモカちゃん、蘭ちゃんが出てきたあとも、ちゃんと残ってたじゃない」

      「それがモカ神様のモカ神様たるゆえんです〜」

      「……全員集まれたんですね!」

      イヴが普段と変わらない笑顔を見せた。

      「ううん、違うよ」



    • 42 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      「タエさん?」

      「日菜さんだけは、行っちゃったの」

      「……え?」

      「ほら順番的に、私の、「花園」のすぐ後って、日菜さんだよね」

      「本当は、氷川先輩、あ、紗夜先輩なんだけど、その……」

      イヴは、それ以上、クリティカルな発言をたえにさせたくなかった。

      「大丈夫です、分かります……」

      「……それで、みんながここに集まってるのに気づいて」

      「香澄に呼び止めてもらって、話してたら、すぐ日菜さんが出てきたんだけど……」

      「私もみんなも日菜さんのこと呼んだんだけど、そのまま走っていっちゃった……」

      「私は距離が近かったから聴こえたんだけど、『ごめんね』って言ってた……」

      「え……」

      「あんなことがあったから……」

      「なんとかアタシも止めたかったんだけど……」

      「そうでしたか……」

      「なんとしても日菜ちゃんを見つけて、合流したいのだけど」

      「とにかく一旦、どこか屋内に移動しようって話になってるわ」



    • 43 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      「そう、ですね、立ち話していても仕方ないですし」

      「それに、ちょっと寒いです」

      「寒いよね! フィンランドよりも?」

      「いえ、フィンランドの冬ほどではないですが」

      「とにかく、もう出てくる人はいないんだから移動しましょう」

      「みんな、いいかしら?」

      てんでバラバラな調子で「OKでーす」という返事。

      でもその感じが、普段のみんなを思い出させて、
      少しだけイヴの心を落ち着かせていた。



    • 44 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      【残り34人】



    • 45 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      10分ほど前、校門

      沙綾が校門にたどりついた頃、
      イヴが最後に出発して合流するまでの間に
      「配給されたデイパックの中身を確認しましょう」ということになっていた。

      意外にも言い出しっぺは燐子。

      リサが追随し、なんとなく全員に促す感じになって
      各々、バッグの中を確認していた。

      武器が入っていると聞いていたので
      もちろん全員おっかなびっくりではあったが。

      中には、
      光沢紙でできた周辺の地図、懐中電灯、乾パン、水のペットボトル、方位磁石、応急処置セットといった
      サバイバルキットと呼べそうなものが入っていた。

      そして、小さなポーチも出てきた。
      中にはどういうわけか、制汗剤や汗ふきシート、かゆみ止め、果ては簡易的な生理用品までが入っていた。

      「これはー、なんというかー」

      「あくまで『戦ってください、それ以外の要因で体調崩さないでください』ってことですかね……」

      「ふざけやがって」

      「マジか……」

      「あ、みんな、スマホは!?」

      「ありますよー。でも、圏外になってます」

      「あー、やっぱ……」

      「外に助けを呼べない、ってことですかね……」

      「ぽいね……。残念ながら」



    • 46 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      「ふ、ふぇぇ!」

      突然の花音の声に、ほぼ全員がビクッと肩をすくめた。

      「花音?」

      「花音さん、どうしたの!?」

      「あ、ご、ごめんなさい……。カバンの中に……」

      横にいた有咲が懐中電灯で照らしながら
      おもむろに花音のデイパックを覗き込む。

      「ちょ、ちょまま!」

      「うひゃー! こりゃあ……!」

      「ひ、ひぃ」

      「あ、あわわわわ」

      「え、なにこれ?」

      横からたえがカバンに手を突っ込んだ。

      「うわ、結構重い……」

      取り出してみせたのは、
      わかりやすい形をした
      マシンガンだった。

      それの正式名称が、AK47といい、
      世界で最も人の命を奪っている銃として悪名高いことは
      麻弥ですら知らなかったけれど。
      (ついでにいうと、デイパックの中に収まるように、銃床が短く切り詰められていた)

      「あ、なんかの図鑑で見たことあるような」

      「ええ、私も見たことあるわ。間違いなく、オモチャでは無さそうね」

      「ふたりともどんな図鑑読んでるの……」



    • 47 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      「あらー……。武器は一番奥に入ってたんだね……」

      「と、とりあえず物騒だし、しまっておこうか?」

      「で、ですね」

      「ふ、ふぁい……」

      「うわ……、私も銃が入ってました……。もっと小さめだけど」

      「い、一応、取り出してみますね」

      美咲が手にとったのは、
      こちらはモデルガンと言い張ればそう見えなくもない
      女子高生でも違和感なく持てるサイズのハンドガンだった。

      当然、正式名称がグロック19であるということを知るものはいなかった。

      「あれも図鑑で(略」

      「ええ、私も(略」

      「ふたりとも(略」

      「大丈夫かうちのバンド」



    • 48 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      もっとアクションとか殺し合いとかあったほうがいいのかな?



    • 49 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      「し、しまいますね、カバンの一番奥に!」

      「ああ、みんなに不安を広げないよう、すぐに行動できる」

      「やはり美咲の儚さは不滅だね」

      「薫さんもブレないよね」

      「ちょっといいかしら?」

      「大体みんなに共通して配られたものは分かったし、一旦腰を落ち着けたいわ」

      「みんなで話せるような場所に移動したほうがいいと思うの」

      「うんうん」

      「だから、この中の誰か、方位磁石を読める人が代表して地図を持って」

      「建物を探すというのはどうかしら?」

      「うんうん」

      「あ、それなら僭越ながら、ジブンやってもいいですか?」

      「パスパレで、南の島でサバイバルして以来、色々知識調べてたっス!」

      「たしかにそうね! 麻弥ちゃんすごかったものね」

      「うんうん!」

      「パスパレが引っ張りすぎても良くないかとは思うけど、みんなどうかしら?」

      「なにか不安点があれば先に聞いておきたいのだけれど」

      「たぶん、サバイバル経験自体がパスパレさんしか無いと思いますし」

      「ウチ(ハロハピ)も色んなとこ行ってますけど、こころの家のバックアップがあってこそだったんで」

      「たぶん、賛成も反対も、言える人が今はいないような」

      「わ、私もよくわからないんで、大丈夫でっす! さーやは?」

      「え、なんで私? い、いや、全然だいじょうぶです」

      「ロックとあこは?」

      「は、はい、私も落ち着ける場所を探したほうがいいと思います」

      「……」

      「あ……」

      紗夜の一件以来、あこは一度も口を開いていなかった。

      普段から小さなその体が、さらに一回り小さく見えるほどに肩をすくめ、
      ただブルブルと震えていた。

      「ご、ごめん……」

      「大丈夫、アタシがいるから」

      「うん、ありがとう……」

      他には特に反対意見も無く、
      最後のイヴを待つことに決まった。



    • 50 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      イヴ合流の30分後

      国道沿いのドライブインの食堂的な場所(廃墟)

      ショッピングモールのフードコートよりは少しサイズが小さいが
      それでも全員が腰を落ち着けられる程度の長机と椅子がいくつも設置されていた。

      ただ、建物全体がしばらく人に使われた様子がなく、
      テーブルにも椅子にもホコリうず高く積もっていた。

      「――そういうことだったんですね」

      「でもマヤさん、口に懐中電灯くわえて地図を見ていて、カッコ良かったです!」

      「みんなの先頭に立つ姿は、まさにチュウシングラのウチイリのようでした!」

      「それは違う気が〜……」

      「でも都合よく、屋根がある場所が見つかって良かったっス」

      「雰囲気はだいぶ不気味ですけどね💦」

      「とにかく、みんな一旦休もっか」

      「あの、まりなさんに似た、あの人が言ってたこと」

      「全部は覚えてないけど、休憩するくらいは大丈夫、だよね……?」

      「ええ、おそらく」

      「仲間を作ったり、合流することに関しては、特に言及していなかったはず」

      「その、えっと」

      千聖が少し言いづらそうに首輪をつかむ。

      「あ、で、電流……?」

      紗夜のことがあったので、直接的な表現がしづらかった。

      「き、気分次第で、高圧電流を流せるって……」

      もちろん、リサがその言葉を口にするつらさに気づかない千聖のはずがない。

      「ごめんなさい」

      「あ、あはは、大丈夫」



    • 51 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      「でも、そう……実験の本部? と呼べばいいのかしら?」

      「連中が、集団で行動することすらルール違反と見なすなら、とっくに、その、何かしてきているはず」

      「そ、それはジブンも思います」

      「だったら、こちらはそれを利用して、なんとか対策を考えないと」

      「た、対策って……?」

      「ちょっといいですか?」

      おもむろにモニカの5人が近づき、瑠唯が話に入ってきた。

      「あ、モニカのー、えっと八潮さん!」

      「瑠唯でいいです。皆さん先輩なんですから」

      「あれ、そういや1年生だっけー? 見えないね!」

      「よく言われます」

      「もう定番ネタだよねーそれー」

      「ななみちゃんは「ななみちゃん」って感じだよねー!」

      「どう反応すればいいんですか、それー」

      「でもウチにはもっと「ちゃん付け」で呼びたくなるのが、2人もスタンバってますけどねー」

      「」



    • 52 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      「話を戻すわよ」

      「先ほどから先輩方が話している内容は聴こえていました」

      「私としても特に異論は無いんですが」

      「皆さん、具体的に今後どうするおつもりなんですか?」

      「ど、どうする、って……」

      「ごめんなさい、挑発するつもりはありません」

      「結論から言います」

      「私としては、ここから脱出することを目標に掲げて協力し合うのが、一番かと思います」

      「私もそう思って、るいるいとちょっと話してたんですよー」

      「で、でもどうやって?」

      「もちろん、具体的なプランが私たちにあるわけではありません」

      「ただもう少し、視野を広げて、色々推理してみる必要はあるかな、と」

      「例えば?」

      「例えば、ここにたどり着くまでに、人が住んでそうな家は1軒もなかったですよねー」

      「ド田舎って説明は受けましたけど、もちろん具体的な場所は教えてもらってません」

      「でも、最初にいたのが、小学校の廃校ということは言われました」

      「さすがにおかしいと思いません?」

      「なにが……」

      「あっ」



    • 53 名前:匿名スタッフさん ID:2NmQ3NGM[] 返信

      参謀になりそうな人の不在は痛いな。
      りみりんとかがバトロワ系?の映画とかも詳しければ頼りになりそう



    • 54 名前:匿名スタッフさん ID:2MDI3NDQ[] 返信

      今後の日菜の動き気になる



    • 55 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      「……ということはですよ? えーっと、想像以上の辺鄙な場所……」

      「でもそれだけじゃなさそうですね」

      「ええ、国が先導しているとはいえ、人口が密集している場所で、こんなバカげたことをやるはずがありませんし――」

      「私がこの実験の責任者だったら」

      「国のチカラで住んでる人を強制移動させて場所を作るよりも」

      「廃村とか使うかなーって」

      「た、たしかに、言われてみればシックリ来ます」

      「今いるここも10年くらい使われている気配がありませんし」

      「なるほどー」

      「加えて、この時期なのにこの肌寒さ」

      「間違いなく、東北地方か北海道のどこかの、標高が高いところです」

      「なるほどー!」

      「筋は通っているわね」



    • 56 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      「ええ、さすがにそれ以上は手詰まりです」

      「でも、一つ挙げるなら、昔はこういう大きなレストランが必要とされるくらいの人が住んでいたってことですよねー」

      「た、たしかに……」

      「……炭坑、ではないでしょうか?」

      イヴがほとんど独り言のような調子でつぶやいた。

      「タンコウ?」

      「石炭を掘るところです」

      「あー! 炭坑ですね! でもどうしてですか?」

      「私、この国に来てから、歴史とか色んなこと調べました!」

      「その中で」

      「昔、石炭がすごく取れていたけど、エネルギー源が石油に切り替わったせいで」

      「捨てられてしまった町や村がいくつもある、ということを知ったんです」

      「でも、この国には『廃墟マニア』と呼ばれている人がいて」

      「写真を撮ったりするためにそこに行って、それを観光資源にできないか考えてる人たちもいる、と知りました!」

      「うへ、私より全然詳しい」

      「その『廃墟マニア』というのが、フィンランド人からすると変わった趣味だなーと思ったので、記憶に残っています」

      「すごいですね、そこまでは学びませんよ、こっちの学校でも」

      「でも、それと、ここと、どう結びつくのかしら?」

      「はい、もちろん、すごく自信を持っているワケではないんですが」

      「ここに入る前、駐車場みたいなところ、すごく広かったので、大きなトラックとかが行き来していたのかなって」

      「学校があったり、大きなクルマが通っていたり、そんなところから、急に人がいなくなるとしたら、その街に住む意味がなくなってしまったのかな、と……」

      「一理ありますね」

      「若宮さんの話は合点がいきます」



    • 57 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      「さっきの広町さんが言った、強制移住より廃村を使う、という仮説が正しいとすると」

      「北の方で急に打ち捨てられた街といえば、旧炭坑町が、真っ先に思い浮かぶわ」

      「なるほどなー」

      「み、みんなすごすぎ」

      (絶対透子ちゃんは分かってない)

      「でもさすがに、全部の炭坑跡覚えてる人なんていないよねー」

      「それはそうね……」

      (日菜ちゃんなら覚えてそうだけど……)

      (日菜ちゃん、どこにいるんだろ……)

      「みんな、すごいね……」

      「あ、アタシは変に口出さないほうがいいかな……」

      「いえ、全然そんなことは」

      「ありがとう」

      「でもちょっと、友希那のところ行ってくるね。や、やっぱり心配だから」

      「リサ先輩も無理しないでくださいねー」

      「うん……、ありがとう……」

      一旦腰を落ち着ける場所に移動して
      「リサ姉」としての役目を終えたからか
      暗闇でも分かるほど
      リサの目には疲労の色が出ていた。

      (あれほど大事にしていた友人を失ってしまった……)

      (そんな人にはどう言葉をかけてあげるべきなのかしら……)

      (ただ見ていることしかできないのかしら……)



    • 58 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      同時刻

      パスパレ&モニカ勢の隣の長テーブルには

      ポピパ、アフロ、ロゼリアの面々が座っていた。

      「なんで……なんでこんなことに……」
      震えるあこの肩を巴が抱き寄せる。

      普段はにぎやかなポピパメンバーも言葉少なめになっていた。

      「ギターがあれば、みんなを元気づける歌を唄えるのに……」

      「さすがにそういう空気でも無くね?」

      「でも、落ち込まないことは大事だと思う」

      「うん、暗くなっちゃうと、よ、よくないよね……」

      「いま千聖先輩たちが色々相談してるみたいだし、信じるしかないのかな」

      「乾パンだけだと、やる気も出ないよね〜」

      「ここ、昔はレストランだったみたいだし、缶詰とか残ってないかな」

      「あ、名案!」

      「探しにいきますか〜?」

      「蘭は暗いの怖かったら、ここでみんなと待ってていいよ〜」

      「ば、バカにしないでよ!」

      「こ、こんな時に怖がってるようなあたしじゃないんだから!」

      「そのわりには手が震えてますけど〜」

      「だ、大丈夫だから!」

      「じゃあ、Afterglowは食料調達班になろっか!」

      「アリよりのアリですね〜」

      「よーし、そうとなれば!」

      「えい、えい 「やらないよ〜」

      「えっ、ええ〜〜〜〜、こんなときにやらずにいつやるのよー!」

      「こんなときだからこそやらないんだよ、ひまり」

      「なんかくだらないことに巻き込まれてるけどさ」

      「あたしたちはどんな時でもあたしたちなんだよ」

      「だったら、“いつも通り”を貫きたくない?」

      「た、たしかに」

      「……って、えいえいおーに乗らないのを“いつも通り”の象徴みたいにしないで!」



    • 59 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      「ふふっ」

      (Afterglowの人たちはホントに仲良いよねー)

      (ウチも結構仲良いはずなんだけど、こころの黒服さんがあんなことになっちゃうと……)

      「こころ、大丈夫……?」

      「」

      「こころ……?」

      ずっと無表情で座っていたこころが、おもむろに口を開いた。

      「おかしいわ」

      「え?」

      「おかしいと思うのよ」

      「おかしいって、なにが?」



    • 60 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      「そもそも、こ、殺し合いなんていうのがバカげているというかおかしいというか―ー」

      「紗夜は、本当の紗夜だったわよね」

      「へ?」

      「あの教室で、紗夜がひどいことをされるのを見たわ」

      「う、うん……」

      「あれは本当の紗夜だったのよ」

      「……どういうこと? ほら、みんなも近くにいるから、あまりその話題は――」

      「黒服さんは偽物だったのに、あれは本当の紗夜だったのよ」

      「うん……だからさ、紗夜先輩の話は……、って、偽物!?」

      「どういうこと? こころ」

      「ウチの黒服さん、って言われている人がいたでしょう?」

      「う、うん」

      黒服の凄惨な死体がフラッシュバックして言葉に詰まった。

      「あれは黒服さんじゃないわ。というか、ヒトじゃないはずだわ」

      「え?」



    • 61 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      「小さいころからずっと一緒なんだもの、黒服さんを見間違えるはずがないわ」

      「黒服さんに服は似ていたけど――」

      「ちょ、ちょっとまって! あれは黒服さんじゃなかったの!?」

      「てゆか、ヒトじゃないってのも、どういうこと!?」

      「美咲にはあれがヒトに見えたのかしら?」

      「赤い絵の具が塗られて壊された、可哀想なお人形さんだったじゃない」

      「いや、だって――」

      そこまで言いかけて美咲は息を呑んだ。

      本物の銃を見せられて、発砲の轟音を聞かされて、
      火薬のようなニオイが立ち込めて――。

      あの時、正常な判断能力は奪われていた。

      黒服の死体が出てきた時

      死臭はしていただろうか?

      血は滴っていただろうか?

      ほんの数秒で黒服の死体と認識しただけで、
      その後はなるべく見ないように、距離を置けるようにしていただけだった。

      「じゃ、じゃあ、あれが、マネキンみたいな人形だったとでもいうの?」

      「ええ、あれはお人形さんだったわ」

      (どういうこと……?)



    • 62 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      「だからおかしいと思うの」

      「黒服さんをひどい目に合わせたって言われて、出てきた黒服さんは偽物だったのに」

      「そのあとひどいことをされた紗夜は本当の紗夜だったんだもの」

      「てっきり、みんなでドッキリ?っていうのかしら? それをしていると思っていたのに」

      「紗夜があんなことになったとき、胸の奥がとても痛かったの」

      「笑顔をもう思い出せなくなってしまいそうだったわ」

      「う、うん、でも黒服さんは偽物だったんだよね!?」

      「ええ、そうよ」

      (もし、もし、あれが、弦巻家でも逆らえないんだ、とみんなに意識付けるためだけの“茶番”だったとしたら?)

      (弦巻家は全員無事だし、ひょっとしたら―ー)

      「ね、ねえ、こころ――」

      美咲が言い終わるより先に、こころの私物のカバンから
      ブブッという音が響いた。

      「? ……今なにか音が?」



    • 63 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      「? ……今なにか音が?」

      「何かしら?」

      「ちょ、ちょっとカバンの中見てもいい?」

      こころの承諾を待たずに美咲はカバンに手を入れていた。

      カバンの奥底で光っていたのは、こころが普段使っているスマホだった。

      おもむろに取り出す美咲が目にしたのは――

      スマホのディスプレイに映し出された

      通話可能を示すアンテナのマークだった。

      「え? ……え?」

      「どういうこと!?」



    • 64 名前:匿名スタッフさん ID:hYmM2Zjl[] 返信

      パスパレ&モニカ テーブル

      「でも、脱出に成功したところで、私たちはどうなってしまうのかしら……」

      「国に反旗を翻すのですから、全員未成年ということを考慮しても、もし捕まったら
      少なくともしばらくは少年院行きでしょうね」

      「この実験の性質を考えると、特例で死刑という可能性も」

      「ずいぶん、淡々と言うわね……」

      「いえ、考えうる展開の中で、一番可能性が高いものを言っただけです。確証はありません」

      「はぁぁ〜〜〜〜〜。 逃げ続けても結局指名手配犯と同じだし」

      「なんのためにここまで仕事を選ばずに頑張ってきたのかしら」

      「もう芸能界でやっていくのは無理そうね」

      「最後の生き残りになれば、将来が約束される、とは説明されましたね」

      「私がみんなを殺して生き残るとでも?」

      「いえ、そうは言っていません。あくまで事実ベースと可能性の話です」

      「はぁ。るいちゃん、あなた友達少ないでしょ?」

      「? 特に考えたことはありませんが、今の話と何の関係があるのでしょうか」

      「はぁ」

      「は、はいはーい、ストップスト―ップ」

      「ケ、ケンカになってもよくないと思うな」

      「別にケンカはしていないですけど?(していないわよ?)」

      「ううっ」

      「あはは」

      「意外と2人、気が合うんじゃないんですかー?」とななみが言おうとした
      その時だった。



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返信先: 【SS】偽オーナー「今日は、殺し合いをやりきってもらいます」


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