【SS】七深「音を重ねて」

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54件の返信スレッドを表示中
    • 1 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      注意

      創作カップリングに厳しい方はご注意ください

      キャラのイメージと違うって言う箇所を大きな心で許して貰えればありがたいです

      ライトではありますが、カラミ描写がありますので苦手な方はご注意くだい

      恋愛物のつもりですが生暖かく見てやって貰えれば助かります



    • 2 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      それは…本当に、ちょっとしたことから…

      いや…正直に言えば、他愛のない冗談のつもりだったけど…

      「ね、ねぇ、ななみちゃん…私、聞いちゃったんだ」

      「お、なんだか深刻な感じたね〜。なにを聞いたの?」

      「…ドラムとベースって、夫婦の関係らしいの」

      「あー、確かによく聞くたとえだね、それくらい、リズム隊の連携は大事だったいう」

      「…え?たとえ?あ、そ、そうだよね!もちろんたとえだよね!知ってたよ!」

      同じバンド仲間の二葉つくしちゃん、リーダーとして皆を引っ張ろうと、頑張ってくれている女の子…

      そんな子と交わす他愛のない会話

      「…じゃあ、たとえじゃなく、本当に付き合ってみる?」

      反応が見たくてなのか、ただ一瞬の思いつきだったのか、口から出た提案…

      これくらいの冗談なら普通だよ…ね?

      「えっ…///」

      ほら、つーちゃんは大人びた言動や行動に憧れてるみたいだけど、初な反応が可愛い 

      えっ?自分はどうなんだって?広町も恋愛経験はないけど、普通の恋愛に憧れる女子高生ですよ〜?

      おっと…固まってしまったつーちゃんに助け舟を出さないと〜

      「あはは、つーちゃん、顔真っ赤…」

      「ふ、ふ、ふつつか者ですが!よろしくお願いします!!」

      「…あれ?」 

      冗談だよって言いかけた言葉をかき消す勢いでつーちゃんが頭を下げるのが見えた…

      外のセミの鳴き声よりも自分の心臓の音が大きく聞こえた、その時から…

      つーちゃんと広町の、メンバーには内緒の関係が始まった…



    • 3 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      恋愛経験のない二人が付き合ったらどうなるんだろう〜?

      でもそこは、流石のつーちゃん、色々勉強して来てくれているようで

      「ねぇ、ななみちゃん、今日練習終わったらココいってみない?」

      「あっ、新しいお店だね〜いいよ、一緒にいこ〜」

      という感じで、新しいお店や、面白そうなこと、色々調べたりしては教えてくれて、私をリードしてくれる

      私もたまには提案はだすけど、ほとんどつーちゃん任せになってしまってる、

      それでも楽しかったんだと思う、今まで見えなかった相手の姿が見えたりして、お互いに色々な意味で意識しあって

      ん〜バンドに恋愛に広町絶賛青春中〜!!

      でも他のメンバーには秘密の関係…
      なぜ秘密なのか…仲間の関係に歪みがおきるから?
      ううん…きっと本気じゃない所があったんじゃないかと思う…

      背伸びをしたい心と普通に憧れをもった恋愛

      傍からみたらごっこ遊びなのかもしれない

      だからこそ、些細なことで簡単に前にすすんだのかもしれない…本当に些細なことで…



    • 4 名前:匿名スタッフさん ID:zYzM0YmQ[] 返信

      おおおおおっ!
      全力支援!



    • 5 名前:匿名スタッフさん ID:yZmZkZTh[] 返信

      広町推しとしてこれは期待



    • 6 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      ありがとうございます!頑張ります!!



    • 7 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      最初は練習中のシロちゃんの一言だった

      「最近、なんだか、演奏の音、変わったのかな?」

      「あっ!シロの言いたい事なんとなくわかる、音がわかりやすいというか…」

      「うん、なんだかリズムが取りやすくなったのかな?」

      「そうね、私の感じたことを言うとしたら、ベースとドラムね」

      「えっ?」

      「私達〜?」

      「えぇ、ここ数日でベースとドラムの息が凄く合っている気がするわ、だからリズムの安定が増したのよ」

      「るいさんが…褒めてくれた?」

      「別に褒めたつもりはないわ、客観的事実を述べただけよ」

      「いいじゃん、いいじゃん〜次のイベントこの調子でいけば…」

      「うん、きっといい演奏ができるね」

      皆が盛り上がっている、

      視線を感じ振り返ればつーちゃんが、嬉しそうな眼差しでこちらを見ていた、

      もちろん私も嬉しい、

      (やったね)

      言葉にはせず唇だけの会話、それでも大きく頷くつーちゃんが本当に可愛かった

      付き合ったあの日から、つーちゃんといる時間が増えた、

      だからかもしれないけど、つーちゃんとの息の合わせ方が前よりわかった気がする

      えっ?意識的に息を合わせた演奏が普通にできるものかって?

      えっと…とにかく、以前よりお互いのことがわかってきたのは間違いじゃないかなー

      練習終わりに二人になる約束があるから、そこでつーちゃんはきっと、るいるいが褒めてくれた事を第一に話しかけてくるはず

      「ねぇ、ななみちゃん!今日るいさんからお褒めの言葉聞けたね♪」

      「そうだね〜自分達でも息が合ってきたってのはビックリしたけどね〜」

      ほら、当たった、これからは二葉つくしマスターとでも名乗っちゃおうかなと思っちゃったり

      「そこでね、ちょっと考えてたんだ」

      「ななみちゃんともっと息を合わせて仲良くなれる方法を、」

      「おっ、なにかいい案あるの〜?」

      新たなデートのお誘いかな?
      広町はつーちゃんが探してくれた所ならどこでも付き合いますよー

      「あのね、ななみちゃは…キス…したことある…?」

      「!?」

      全く予想をしていなかった提案に普通に驚いちゃった

      どうやら、二葉つくしマスターにはまだ早かったみたい



    • 8 名前:匿名スタッフさん ID:xNTRmMjV[] 返信

      !?



    • 9 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      キスしよう。じゃなくしたことある?って質問だったので答えなきゃね

      「私は経験ないよー、つーちゃんはあるー?」

      「わ、私も…その…ないかな…」

      「…」

      そして訪れる静寂

      つーちゃんは自分の発言内容に改めて照れてしまってる様子 

      「あの…そ、そろそろ遅くなるから、今日は帰るね!」

      おっとと、ちょっと意地悪に切り返し過ぎちゃったかな

      「ま、また明日学校でね?」

      荷物を持って振り返るつーちゃんの制服を指で摘み引き止める

      「ねぇつーちゃん、キスしないの?」

      「!!」ドサッ

      あっ、つーちゃん驚いて荷物落としちゃった、

      「あの、ななみちゃ初めてなんだよね、私でいいの…?」

      「うん、つーちゃんとがいいな」

      こう見えて広町もお年頃なんで、内心凄くドキドキしてるけど、ここはつーちゃんをリードしてあげなきゃね

      「私とじゃー嫌?」

      「嫌じゃないよ!」

      我ながら意地悪がすぎる質問だって自覚しつつ

      「あの…えっと…お、お願いします…」

      「うん、こちらこそー」

      お互いに向かい合い、距離が縮まる  
      つーちゃんの頬は赤く染まり目が潤んでる

      そんなつーちゃんにゾクゾクしたことは広町だけの秘密

      「…っ」

      「つーちゃん、力み過ぎだよー」

      「あっ…ご、ごめんね」

      目を閉じて身構えたつーちゃんは力を入れすぎて怒られる前の子供みたいだった、 

      本人にはいわないけどね

      「じゃー改めて」

      「…はい」

      私の方が少し背が高いからつーちゃんに近づくように顔を近づける

      つーちゃんがギュッと私の制服を掴む

      近づくたびに周りの音が消え、二人の息だけが聞こえる世界

      唇同士が軽く触れ合っただけの

      初めてのキス

      一瞬が凄く永く感じて、
      でも唇に微かに残る暖かさが、

      私達が少し大人になった証



    • 10 名前:匿名スタッフさん ID:yMWE3OGM[] 返信

      あああめっちゃ良い…文章が素敵…



    • 11 名前:匿名スタッフさん ID:zYzM0YmQ[] 返信

      >>10
      わかります。素敵ですよね~!

      こういう小説形式のもとても好き…初々しさが伝わってきます…



    • 12 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      >>10
      素敵なんて嬉しいコメントありがとうございます! 

      >>11
      初々しさを表現したかったので、感じて貰えたなら嬉しいです!



    • 13 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      その日の夜はなかなか寝れなかった…

      広町は案外乙女だったみたい

      目を閉じればつーちゃんばかり思い浮かぶ

      「これが、恋なのかな…」

      心が満たされる感覚の心地よさ

      そんな初めてキスをした日の夜は永かった



    • 14 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      練習の合間につーちゃんが困ってた

      「なんかさぁ〜最近ふーすけ綺麗になってない?」 

      「えっ…そ、そうかな?」

      「なんか特別なことしてるならさぁ、教えてよ!」

      「そ、そういわれても、本当に何もしてないよ?」

      実は最近つーちゃんが少し大人っぽくなった気がする

      広町が思うに不意に見せる表情が凄く大人に見える時がある

      でも…それは誰にも教えない、私だけの気付き

      「るいさん、どうかな?」

      「いいわ、今回は倉田さんの意見を採用しましょ」

      「しろちゃん、るいるい、なにか決まったのー?」

      「あのね、次のライブに前から練習していたあのカバー曲をセトリに入れようって」

      「あの曲だねーどうして今候補に入ったの?」

      「最近ね、改めて歌詞を読み返してみたんだ」

      「カバーするからには本当に歌詞を理解した方がいいから…」



    • 15 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      「それで、ちょっと前からるいさんと相談してたんだ」 

      「えぇ、今の倉田さんの解釈を元に編曲したものがあるのだけど、最近の私達の音なら表現できると考えたわ」

      「あのね、実は最近のななみちゃんとつくしちゃんの安定した音楽に負けないようにと思ったら、なんだか力がはいっちゃって」

      「あっ、それあたしも一緒!このままじゃあたしのカッコよさ埋もれちゃうからね、今じゃギターの先生できたんだから!」

      「私もよ、皆の熱意が前に向いているのは感じるわ」

      「皆凄く燃えてるね…これは凄いライブになりそう!」

      「そうだねー、じゃつーちゃん、リーダーらしく気合いの入れ直し、よろしくー」

      「えっ!う、うん…えっと…次のライブ、私達が主役ってぐらい盛り上げよ!」

      「おー!!」
      「…」



    • 16 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      練習終わりの新しい定番 

      わずかだけど、つーちゃんと過ごす二人の時間

      「…んっ…」

      「ん…」

      つーちゃんの頬に当てた手の平から暖かさが伝わる

      もう片手はお互いの指を絡めあう

      回数が増えるたびに唇が重なり合う時間はが増えてきた

      「…お疲れ様、ななみちゃん」

      「つーちゃんもお疲れ様」

      漏れる吐息と労いあう言葉

      アトリエの静寂とつーちゃんの暖かさが広町の新しい癒やし

      「皆、次のライブ凄く意気込んでるね…」

      「うん、でも今なら凄く良いライブができると思うな」

      「そうだね…」

      「ねぇ…ななみちゃんはあのカバーする曲の歌詞どう感じた?」

      「そうだなー、女の子の気持ちが盛り沢山ってイメージかな」

      「そうだよね、冒頭の、世界は夢と恋と不安でできてる所…今の私なら、解る気がするよ」

      身体をお越し、私の顔を見つめるつーちゃん

      これだ…

      普段幼く見えるつーちゃんが見せる大人の表情

      「ななみちゃんの世界はどんなのかな」

      吸い込まれる、息をするのを忘れるぐらい動けなくる

      「ななみちゃん…好きだよ…」

      私の首に腕を回し、つーちゃんの顔が近づく

      唇が再び重なる

      熱くて…柔らかくて…でも

      私の胸の奥にチクッと痛みがはしる

      ごめんね、つーちゃん

      広町は他の人とズレてることが怖いよ

      つーちゃんを特別な人と認めたら、
      きっとつーちゃんが好きになってくれた私じゃなくなる…

      だから一度も好きって言えなくてごめんね

      酷い広町でごめんね…



    • 17 名前:匿名スタッフさん ID:zYzM0YmQ[] 返信

      プラ○ナか…?



    • 18 名前:匿名スタッフさん ID:0ZDBmZTU[] 返信

      小説家になった方がいいぜ…
      10冊買うわ



    • 19 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      >>17
      はい!プ○チナです

      >>18
      そんなに評価して頂けてありがたいですが
      なにも出ません(笑)



    • 20 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      悩む広町とは別に、モニカは今、モチベーションも高くて凄い仕上がりだよ

      良い意味でピリピリしてる

      ライブの準備は万端、あとは明日を待つのみって感じで、

      その中で一つしろちゃんに問いかけてみた

      「ねぇ、しろちゃん、どうして今になってあの曲を読み返したの?」

      つーちゃんに聞かれた広町の世界を考えていて、他の人の考えも聞いてみたかった

      「えっとね、私が今歌を上手くなるためにはって考えていた時にね」

      「ふと「思い」が全てをかえてゆくよってフレーズを思いだしたんだ」

      「どの捉え方も、私の思い方一つで変わるんじゃないかって思ったら、色々な歌詞が私なりの解釈でストンっと入ってきたんだ」

      「思い方、一つか〜」

      おぉーしろちゃんがなんだか逞しく感じたよ

      確かに私が怖がっているのも結局、私自身が怖がっているだけ

      本当の私をつーちゃんは受け入れてくれるのかな?淡い期待が脳裏をよぎる…いや…

      それはつーちゃんを言い訳にしただけだ
        
      「しろちゃん、ありがとう、なんだかスッキリしたよ」

      「えっ…どういたしまして…?」

      わかっていたのに認めなかったのは、広町のほうだ

      「やっぱり簡単なことだよね」

      「?」

      考えて方を変えてみたら、本当に簡単

      特別も私の一部、全部ひっくるめて

      それが広町七深の普通なんだって

      この気持ちを他の人とのものさしに合わせる必要なんてなかった

      二葉つくしは私の特別な人

      広町の大好きな人…



    • 21 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      「うん、おやすみなさい」

      ななみちゃんとの電話を終えてベットに寝転び天井を見上げる

      明日のライブに備えて今日は、練習のあとの二人きりの時間はやめておいた

      「ついに明日か〜」

      最近は毎日がドキドキしている

      モニカとしての活動は凄くいい状態

      個人的にも恋人と呼べる人と過ごす日が楽しかった

      「ななみちゃん…」

      名前を口にしてから唇を触る

      今もあの温もりが忘れられない

      イケない欲が心に渦巻く

      「…早く寝ないといけないのに…」

      もっと自制ができる、頼られる大人になりたい、夢がある

      実は未だにななみちゃんの口から好きとは言って貰えてない

      もしかしたら私に気を使って付き合ってくれているのかもと、不安がある

      それでも構わないと思えるくらいに、ななみちゃんに恋をしている

      こんなにも人を想う時が来るなんて全然思っていなかった…

      「恋って…凄いな…」

      目を閉じ眠りにつこうとする

      でもあの人の顔が浮かんでしまう

      「…っ///」

      ななみちゃんに知られたくないな

      こんな事してることは…



    • 22 名前:匿名スタッフさん ID:jMjdiNDU[] 返信

      見てる自分もドキドキが止まらない…
      続きが気になりすぎます。支援!



    • 23 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      >>22
      支援ありがとうございます!



    • 24 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      ライブ当日、今日は私達は2曲だけの出番だけど、他にも出るバンドも多いし見に来てる人の数も今までで一番多いかもしれない

      中にはバンドリの決勝バンド3組やCircleで活動してる先輩バンドも沢山見に来てるみたい

      「いや〜!やっばハロハピって凄い勢いじゃん?」

      「そうね、今の会場の盛り上がりはかなりのもね」

      「でも、「愛しさと、儚さと、つまりそういう事さって」オリジナルなのかカバーか悩ましい曲だったね」

      他愛のない会話のようだけど

      出番の寸前、皆の緊張の高まりがピリピリ伝わってくる

      「…」

      「つーちゃん大丈夫ー?」

      「う、うん…緊張しちゃって」

      うーん、緊張するなとは言えないよね〜普通

      「この曲が終われば、私達の出番ね、行きましょ」

      皆で楽器を持ちステージの袖に移動を始める

      「つーちゃん行こ?」

      「…うん」

      先に三人が歩き出したのを見て、私とつーちゃんも移動を始めるため立ち上がる

      そうだ…

      「ねぇ、つーちゃん帽子曲がってるよ?」

      「え?本当に?」

      「直してあげるー」

      つーちゃんの帽子を整えるため手を伸ばす

      そして…一瞬だけど触れ合う唇

      「な、ななみちゃん!?」

      「広町特製の上手くいくおまじない、なんちゃって〜」

      「…もぉー///」

      つーちゃんが笑ってくれたし成功かな?

      「じゃ行こ!」

      「うん!」

      他の三人にはバレてないしそこも成功

      今日の広町は一味違うよ〜

      ちゃんとつーちゃんに好きって伝えると決めた私は

      普通に凄いよ!



    • 25 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      精一杯の一曲目が終わった

      加速した会場の熱さがステージ上の私達5人に降りかかる

      私達の演奏で盛り上がってくれている

      普通にバンドできたらいいな、ってぐらいに思っていたけど

      この熱さを感じたら楽しくて仕方がない

      「次の曲はステージで初披露するカバー曲です」

      「私達はまだバンドを初めて日が浅くて、これからな事が沢山あるけど」

      「信じる事で、超えられないものはないって」

      「その気持ちを全力で奏でます」

      「聞いてください…」

      「プラチナ」

      全力の2曲目が始まる

      広町とつーちゃんの呼吸を合わせしっかりとリズムを刻む

      とーこちゃんの激しくてカッコいい音が重なり

      るいるいの幻想的なメロディーが世界を包み

      シロちゃんの紡ぐ言葉がその世界を広げる

      歌うように奇蹟のように
      「思い」が全てを変えてゆくよ
      きっと きっと 驚くくらい

      広町は全身全霊で感じたよ

      Morfonicaの音が重なってるて



    • 26 名前:匿名スタッフさん ID:mYWE5NTU[] 返信

      こんなにプラチナの歌詞とこの物語の親和性高いなんて…
      泣かせてくるなあ…



    • 27 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      >>26
      泣いて貰えたなら…こちらも泣きます



    • 28 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      「ん〜本当に今日は楽しかった〜!!」

      「あはは、つーちゃんそれ何回それ言うの〜?」 

      「えー、だって本当に楽しかったんだもん」

      一日ぶりの二人きりの時間

      昼間のライブは自信を持って成功言える出来栄えだった

      ステージの袖に下がった時に皆の息は絶え絶え、
      だけど凄い充実感に顔が綻んだのが鮮明に思い出される

      るいるいも少し微笑んだのを広町は見逃さなかったけどね

      「でも、なんだか不思議な気分だね〜」

      倦怠感のような中にある満足感

      フワフワした気分でアトリエに帰ってきた

      「うん、緊張で疲れた気もするけど、まだまだ気持ちが昂ぶってる感じかな」

      数分前までメンバーとお茶をしていた時もこんな会話ばっかり、皆浮かれちゃってるな〜

      「また、あんなステージしたいな〜」

      「うん、したいね…」

      つーちゃんの横に座り手を握る
      つーちゃんが手の平を返して指を絡めてくれる

      「あのね、つーちゃんにずっと伝えなきやって思ってる事があるんだー」

      「改まってどうしたの?」

      「私はどうも他の人ズレた所があって、上手く自分を表に出せない所があったんだ…」

      「だからってこんなこと言い訳にしかならないって思ってる」

      「けどこの気持ちにはしっかりと向きあいたいと思うだ…」

      「ななみちゃん…?」

      「あのね、つーちゃんの事が大好き」

      「つーちゃんからは沢山言ってくれたのに、私からは一度も言えなくて…」

      「今更何をって、思うかもしれないけどちゃんと、伝えなきゃって」

      「ごめんね…なんだか上手く言葉にできてなくて」

      自分でもわかるくらい酷い日本語だと思う

      頭の中ではもっと上手く言える予定だったのに

      いざって時に普通にできない自分がもどかしい

      「ななみちゃん…」

      私の名前を呟いたつーちゃんの目から涙があふれるのがみえた

      広町は…普通にパニックになっちゃった…



    • 29 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      「つ、つーちゃん!?」

      上手く喋れなかった自分にもパニック

      そして涙を流すつーちゃんを見てさらにパニック

      「ご、ごめんね…いきなり、おかしいな…嬉しいはずなのに…」

      「…」

      「あのね、ななみちゃんから好きって言ってくれた事ないのはわかってたの」

      「でもね、それでもいいって思えるくらいに、ななみちゃんの事が好きだから…だから…」

      「だから…あれ…私…何が言いたいのか…」

      涙を流しながらも私の事をまた好きって言ってくれた

      改めてつーちゃんの優しさに甘えていた自分が情けなくて

      「つーちゃん、ごめん…ごめんね…」

      「なんでななみちゃんまで泣くの?」

      「わからないけど…なんか…」

      お互いに色々な感情が混ざり合って
      涙を流して、でも泣きながら笑って…

      「あはは、二人とも、酷い顔になっちゃったー」

      「むぅ…ななみちゃんのせいでもあると思うけど?」

      私の中の突っかかっていたものが、取れたような気がした

      だからずっと素直になれた

      「…つーちゃん大好きだよ」

      「えへへ、私もななみちゃんの事が大好き」

      とても自然な流れだった

      こちらから顔を近づける

      つーちゃんは目を閉じて私の服をギュッと掴んむ…初めてのキスと同じ状況だった

      でも…熱さも想いもあの時とは違う

      もっと大人なキス

      こんなにも心が火照っているのはライブの余韻だけじゃないよね…
       
       
       
       
       
       
       
       
       
        
       
       
        
       
       

      唇を離しお互いに潤んだ瞳でみつ合う

      「つーちゃん…私の部屋に…来て…くれ…る…?」

      消え入れそうな声で囁く…

      「…はい…」

      もっと消え入りそうな声で答えてくれる

      お互いの心臓が破裂しそうなぐらいに高鳴っているのを感じる

      大好きが止まらないから…



    • 30 名前:匿名スタッフさん ID:xNjQ1MDc[] 返信

      ヴェアアアアアアアアア!(語彙喪失)



    • 31 名前:匿名スタッフさん ID:wZmQ4NzQ[] 返信

      >>30
      めっちゃええやんって思ってたら突然の発狂に吹いたんだが



    • 32 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      >>30
      >>31
      自分も寝起きにみたら笑いました(笑)



    • 33 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      「やっぱり、この時間だと涼しいね」

      「そうだねー、日中もこれくらいだったらいいのにね〜」

      日の出前の外を二人で歩く

      あれから一睡もすることなく二人は起きてて

      少し外の空気を吸おうと散歩にでた

      「静かだねー自分の家の近所なのに不思議だよ」

      「私も最近よく来るけど初めての光景かな」

      まだ街が寝ている時間

      二人きりの世界のような錯覚を覚える中、広町はとあることに気づいてしまった

      「ここの先って確か…」

      「この先がどうしたのななみちゃん?」

      「確かこの先で新しい幽霊の目撃情報があったの思い出したんだー」

      「え…?」

      「え…?」

      驚くつーちゃんの顔を見て私も驚く

      これってもしかしたら…やっちゃったかも…



    • 34 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      「もぉ!なんで今幽霊の話しなの!!」

      「つ、つーちゃん?」

      「なんかちょっと幻想的でいい雰囲気だったのに、普通そんな話題にならないよ!」

      「!?」

      普通はそんな話ししない…

      (や、やっちゃった…)

      不意に出してしまった言葉に後悔しか残らない

      どう取り繕うか焦る私につーちゃんは手を差し出してきて

      「ななみちゃんのせいで怖い事考えちゃったんだから、そこ通るなら手を繋いでよね」

      「あっ…う、うん!もちろん!」

      二人で苦笑しながら手を繋ぎ再び歩きだす



    • 35 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      「つーちゃんの手暖かいね」

      前より素直になれた私達は

      「ななみちゃんも暖かいよ?」

      今から本当にスタートを切ったのかも

      「そうだ、今度アクセサリー作るの教えてよ」

      喧嘩もするかもしれない

      「いいよー、なにを作るの?」

      その分、仲直りするかもしれない

      「ななみちゃんとお揃いとかどおかな?」

      そしたら、また大好きになるかもしれない

      「お〜、それはいいねー!」

      全て、かもしれない未知数の未来、でも

      「これからも沢山楽しみつくろうね!」

      「そうだねー、いっぱい一緒に楽しも〜」

      限界のない可能性がここにある
      この手に
      It’s gonna be your world

               大好きの想いを重ねて

             終わり



    • 36 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      最後まで読んで頂きありがとうございます!

      こちらのbbsにはいくつかSSを投稿させてもらっていましたが、今回は書き方をガラッと変えてみました

      恋愛系も初めてで、どうも説明文が多くなってしまう所があり文が長くなってしまうのがいつも反省するばかりです

      頂いたコメントは全て励になっておりますので本当に有り難い限りです



    • 37 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      少し語らせてもらいますと

      冒頭に引用したフィールド会話を見たときに大まかな話が頭にできました

      そこにプラチナの歌詞を引用して自分が書きたい方向を定めた感じです

      武蔵丸の悲劇のを経験した身としては
      あの時の、初々しさや甘酸っい気持ちなどを感じて貰えたなら嬉しい所です

      簡単にですがNGパート的な物がとアナザーエンドがあるので、後日投稿して見ようかと思います

      蛇足なので、お気をつけください

      最後に長々とお付き合い頂きありがとうございました



    • 38 名前:匿名スタッフさん ID:mYWE5NTU[] 返信

      胸がいっぱいになった… 本当いいお話をありがとうございました…!
      モニカでプラチナ、やってほしいなあ



    • 39 名前:匿名スタッフさん ID:0ZDBmZTU[] 返信

      ありがたや…ありがたや…っ!
      こんなに良いお話を見れてとても嬉しいです…青春したかったなぁ(遠い目)
      何はともあれお疲れ様でした!



    • 40 名前:匿名スタッフさん ID:hOGFjMzk[] 返信

      このなんというか…幻想的な雰囲気好きです



    • 41 名前:匿名スタッフさん ID:0OWE4OGQ[] 返信

      あまあまな恋愛ストーリーで良かったです
      恋人になるきっかけが2人ならやりそうだなーという感じで少しクスッとしました



    • 42 名前:匿名スタッフさん ID:0MTI4N2Q[] 返信

      良かった



    • 43 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      >>38
      >>39
      >>40
      >>41
      >>42
      読んでもらって、感想も頂けてこの上なく感謝です!!

      こちらこそありがとうございます



    • 44 名前:匿名スタッフさん ID:zZjYwODY[] 返信

      良い……素晴らしい……
      つーちゃんとこういう初々しいやつめちゃくちゃに合うわやっぱ



    • 45 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

            〜アナザーエンド〜

      この先は先日の完結とはまた別のエンドを考えていたので、投稿してみます

      好き嫌いがあると思いますが寛大な心で読んで貰えるとありがたいです

      今までよりも過激な表現がありますので苦手な方はこちらも注意願います

      >>29からの続きです



    • 46 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      真っ暗な部屋の中

      衣崩れの音と湿った吐息だけが静かに響く

      「んっ…」

      自分の部屋なのに全然知らない部屋みたい

      パサッって布が落ちる音と共に、肌が少しひんやりとする

      「なんだか流石に…恥ずかしいね…」

      「今は…その…言わないで…」

      お互いに上半身は産まれたままの姿になる

      暗い部屋に白い肌がしっとり浮かぶ

      「…痛くない…?」

      「…大丈夫…」

      消え入りそうな声で互いを気遣い、改めて抱きしめ合う

      最大限に触れ合う肌から暖かさと柔らかさを感じて

      「つーちゃん…」

      経験のないことに対する手探りの行為

      もどかしさと共に唇を重ねる



    • 47 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      「ななみちゃん…」

      つーちゃんも腕を周し求めてくれる

      「あっ…///」

      偶然にも敏感になった胸同士が擦れあい
      同時に湿った吐息が漏れる

      今はただ非日常の一コマ

      理性が崩れる音がした

      「…よく見せて?」

      首筋から鎖骨へ、鎖骨からつーちゃんの緩やかな膨らみへと舌を這わせる

      「…///」

      表情を見なくても顔が真っ赤になっているのが解かった

      先程擦れあったつーちゃんの敏感な箇所を口に含み刺激してみる 

      「ぁ…っ…」

      自らの手で口を抑え、必死で声を殺すつーちゃんにイケない感情が渦巻く

      スベスベしたお腹を撫でるように指を走らせさらに下へと手を伸ばす

      「やっ/// 」

      反射的に太ももを閉じて手を遮るつーちゃん

      でも今の広町には止める余裕はなく

      「つーちゃん大丈夫だから」

      少し強引に手を進める

      「あぅぅ…///」

      羞恥心の限界を迎えるつーちゃんに容赦なく勧めた指はついにつーちゃんの…

      ………………

      …………

      ……

      (という、ななつく話を妄想中)

      (プルプル)かなり過激なシーンへ突入

      (プシュー///)オーバーヒート



    • 48 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      「あぅぅ…///」

      どうしよう…たまたま耳に入った会話から
      とんでもない妄想に突入しちゃった…

      「あはは〜つーちゃんもしかして間に受けてた〜?」

      友達の他愛のない会話を邪推したあげく
      あんなにエ、エ、エッチな事で考えてしまうなんて、

      「妄想癖どころじゃないよね…」

      等人達は勘違いの笑い話で終わってるのに

      「私、何してるんだろ///」

      一人俯き赤面する

      今は二人の方を向けない、ましてや話しかけるなんて持っての他

      「こんなの他の人にしられたら」

      「キマシロァーとか呼ばれちゃうよ」

      訳のわからない独り言まで飛び出す始末

      「今日はもう帰ろう…」

      いたたまれなさに襲われる心を隠しその場を去ろうとすると

      ポンポン…

      「は、はい!?」

      肩を叩かれ振り向くと

      (…)



    • 49 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      「あっ…あの〜」

      突然の先輩に動揺を隠せない私に振りかかったのは…

      「あはは」(ウインク&サムズアップ)

      「?」

      「よし!連れて行っちゃえ!!」

      金髪ツインテール「イェス!」ガシ!! 

      パン好きマイペース「マム〜」ガシ!!

      「えっ…なに…やっ、やだ…」ズルズル

      「あぁぁぁ〜」

       
       
       
       
       
      「ましろちゃん、何してるんだろ?」

      「なんだろねー、けど先輩達と仲良くしてるみたいだしいいんじゃないかなー?」

      「それもそうだね!」



    • 50 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      ましろちゃんがなんだか先輩達とじゃれ合ってるの横目に私は考える

      やはりななみちゃんは手強い…

      せっかく夫婦的な話を振ったのに、勘違いって様子で返されてしまった

      ななみちゃんに振り向いてもらえるのはもう少し掛かりそう



    • 51 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      引きずられるしろちゃんを横目に私は考える

      さっきのつーちゃんの話に乗っかていれば恋話的なものに発展したのではと…

      つーちゃんは何気にお硬そうなのでその手の話を振るタイミングをいつも測っては逃しちゃう

      「はぁ〜!!」

      同時に起こる大きめのため息に顔を見合わせる

      「ななみちゃん、何か悩み事?」

      「つーちゃんこそー、何か悩み事?」

      「なんでもないよ!ちょっと考え事しちゃって」

      「…私もそうなんだよねー、一緒だー」

      「あはは!」

      私達はなにかの探り合いの果に同時に笑い合う

      (恋愛って…)

      (難しいなー)

      (でも諦めない!いつかななみゃんを)

      (いつかつーちゃんを)

      (振り向かして見せる!)

      すれ違う両想いと連れて行かれたましろの運命は、それはまた別のお話

                     おしまい



    • 52 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      実はアナザーエンドの方が最初に考えたエンドでしたが、

      あまあまの方が好きだったので変わりました

      最後までお付き合い頂きありがとうございました

      色々期待した方ごめんなさい

      このbbsに相応しくない場合は削除依頼します



    • 53 名前:匿名スタッフさん ID:zZjYwODY[] 返信

      わっふるわっふる
      でも二人にはまだ甘々で初々しく過ごしてほしい気持ちもあり…(矛盾)



    • 54 名前:匿名スタッフさん ID:jM2UwYjB[] 返信

      ましろはこの後どうなったのだろうか……



    • 55 名前:匿名スタッフさん ID:yNmNkNWY[] 返信

      >>44
      初々しさ感じて貰えたなら嬉しいです

      >>53
      どちらに転んでもお年頃ってことで〜

      >>54
      どうなったんでしょうね〜(すっとぼけ)



54件の返信スレッドを表示中
返信先: 【SS】七深「音を重ねて」


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