【SS】珍客の多いファーストフード店・ポテティック狂詩曲

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22件の返信スレッドを表示中
    • 1 名前:匿名スタッフさん ID:hY2ZhY2R[] 返信

      ・拙作「珍客の多いファーストフード店」の第二話です。続きモノではありません。
      ・軽めのキャラ崩壊(ポテト関連)があります。
      ・よろしければお付き合いください。
      【主な登場人物紹介】
      羽沢つぐみ…「羽沢珈琲店の看板娘。優しく、前向きな性格で時として大胆な行動を取ることも」
      宇田川巴…「つぐみの幼馴染でこの店のアルバイト。気風の良さと裏表の無い性格で誰からも好かれる」
      上原ひまり…「同上。バイト二年目の時給上り幅が巴より少なかったことを秘かに気にしている」
      店長…「サラリーマン店長。温和で気弱、風采の上がらない中年男だが店を守るためには鬼となる」
      謎の美女…???



    • 2 名前:匿名スタッフさん ID:hY2ZhY2R[] 返信

      ここは都内某所のファーストフード店。
      スタッフに可愛い子が多いと、ちょっとウワサになっています。
      今日はキュートなご新規さんと、美人のリピーターが来店した日のお話です。
      ***
      「いらっしゃいませ~! あ、つぐ!」
      「こんにちは、ひまりちゃん、巴ちゃん」
      「お~!つぐ、よく来たな!」
      「バイトしてる姿を見るの初めてだね。二人におもてなしされるのって、なんだか不思議な気分」
      「へへ~、制服キマってるでしょ! 今日はつぐがお客様なんだから、ゆっくりしていってね!」
      「なんたって、課題のノートを見せてもらったひまりのオゴリだしな!」
      「うぅ~、つぐには感謝してるけど、程々にして~」
      「ふふっ。それじゃあ、ポテトのMとアイスティーをもらおうかな」
      「それだけでいいのか? どうせならこの、高っ価いアイスクリームとかも頼んじゃえよ!」
      「あはは…」
      「ちょっと巴! つぐにはポテトをメインに食べたい理由があるの!」
      「なんだよ、そりゃ?」



    • 3 名前:匿名スタッフさん ID:hY2ZhY2R[] 返信

      (数日前・羽沢珈琲店)
      ???「パスタ、サンドイッチ、タコライス…。メニューに軽食はありますが、ポテトはありませんね」シュン
      羽沢母「ポテトですか…。あいにくですが当店には…」
      ???「いえ、いいのです。それではカプチーノを」
      (そうは言っても、何とかしてあげたいな…そうだ!)
      「お母さん、こういうのアリかな? ゴニョゴニョ… いいよね! ちょっと行ってくる!」



      ???「ごちそうさまでした。お会計を」
      「お待ちください! お客様、こちらサービスのお品ですが宜しければどうぞ!」
      ???「この香ばしいかおり…揚げたてでキツネ色のポテト…。これを私のために?」
      「ハイっ。さぁ、冷めないうちに食べてくださいっ」
      ???「モグモグとても美味しいです。ですが、ポテトはメニューに無かったのでは?」
      「ご近所にコロッケが美味しいお肉屋さんがありますから、そこのじゃが芋とフライヤーを借りたんです」
      ???「そうだったのですね…。一見の客でしかない私に、どうしてそこまで…?」
      「それは…他のお客さんがいないというのもありますけど」
      羽沢母「こらッ!」
      「せっかくのご縁を、大切にしたいですから」
      ???「そうですか…。あなたはとても優しい方なのですね…」
      「えへへ…。よかったら、またいらしてくださいね」ニコッ
      ???(ズキューーーン)



    • 4 名前:匿名スタッフさん ID:hY2ZhY2R[] 返信

      「ホントのところはそのお客さんがスッゴイ美人さんで、一目ぼれしちゃったからなんでしょ!」キャー!
      「そんなこと…ある、のかな…。美人だったのは本当だし、また来て欲しいなって思っているけど…」テレテレ
      「その人が来てくれた時のために、いろんな店のポテトを食べて勉強しているってワケか…」
      「ウチのメニューに置くことを、お父さんはまだ許してくれたわけじゃないけれど…。
      あの人がポテトを食べる姿、とっても幸せそうだったから…。
      もっと美味しいポテトを食べてもらって、素敵な笑顔を見せてもらいたいんだ!」
      「カーッ!どこのどいつだ、ウチのつぐにそこまで言ってもらえる幸せモンは!?」
      「もうこれはゼッタイに恋だよ、恋! 私たちも全面的に応援して…」
      店内放送<♪ジブンヲセメナイデ ダキシメナサイ~
      「!!!!!」
      「巴ちゃん、ひまりちゃん、どうしたの? 急に怖い顔して…。お店のBGMもロック調に…?」
      「これは『PQ』が来店した時の警告BGM…。チクショウ、なんだってこんな時に!」
      「ポテトの話をしてたから、『PQ』を呼び寄せたとでもいうの? そんな…?」
      「『PQ』?」
      「ゴメンな、つぐ。今からこの店は戦場になる…。アタシたちもダベっていられない…」
      「しばらく来てなかったから油断してたね…。来たんだよ…『PQ』……。『ポテトクイーン』が……」



    • 5 名前:匿名スタッフさん ID:4NzU2ZGV[] 返信

      ポテトクイーンwwww



    • 6 名前:匿名スタッフさん ID:2OTMwMjY[] 返信

      え~と察するに……ええ(大汗



    • 7 名前:匿名スタッフさん ID:hY2ZhY2R[] 返信

      ***
      『アタシも会ったことは無いし、誰がいつ、PQと呼び出したのかは知らないね~。
       一つ言えることは、ポテトを出すお店にとってPQの評価は神託にも等しいってことかな。
       この影響力に関しては流石のTOKOちゃんも敵わないし』
      『ポテト愛を気に入った弦巻家の御令嬢が、地球上どこでも使える
       『ポテトフリーパス』を発行したとか…。普通じゃないよね~』
      『私のお父さんが経営するレストランで試食をやってもらったことがあるんだけど、
       じゃがいもの産地から収穫された時期、油に通した時間、カット後のサイズの不揃いまで指摘しちゃって…。
       凄すぎだよ!』
      『彼女の指摘で自信を失くして、厨房から消えたまま帰ってこない料理人までいたという話ね』
      『そんな人がいるんだ…。怖い…。もう、ポテト食べるのやめる……』
      ***
      「…って言う生ける都市伝説みたいな人なんだよ、PQは」
      「でも、そんなすごい人が、その…普通のファーストフード店に来るものなの?」
      「そこなんだよ…。高校生が通える店って言ったらファーストフード店くらいなんだろうけどさ…」
      「高校生なの!?」
      「ここのバイトの先輩が花女なんだけど、同級生なんだって」
      「知り合いの知り合い!? 意外と身近な人なの!?」
      「知り合いと言えば、なんとなく学校で見たことあるような気もするんだよね…」
      「そうなんだよなぁ…。あこの部屋に飾ってあった写真にも、似た人が写ってたんだよ…」
      「でも、PQさんは花女の生徒なんだよね?」
      「ああ。とにかくPQは他のお客さんに迷惑をかけるわけでもないし、
       たくさん注文してくれるむしろ良いお客さんなんだ。ただ厳しいっていうか、カタブツというかさ…」
      「『妥協は許しませんッ!』てカンジ? 来店中はまったく気が抜けないんだよね…」
      「ウチにも気難しいお客さんが来ることあるけれど、どこも同じだね」
      「アタシたちはいったん集合だ。お代は済ませたから、つぐは気にせず食べていってくれよな」
      「ありがとう。その、大変かもしれないけど、頑張ってね」
      「つぐはいい子だね~。それじゃ、行ってくるね!」
      (知り合い、かぁ。あの人も、言われてみれば以前どこかで会ったことがあったような…)



    • 8 名前:匿名スタッフさん ID:hY2ZhY2R[] 返信

      店員「全フライヤーを起動! ポテト量産体制、オールスタンバイ!」
      店員「一般客の入場を制限するデジタルサイネージ、掲示完了しました!」
      店員「倉庫内のポテト貯蔵率94%! 近隣の系列店に在庫照会開始します!」
      店員「作り置きのポテト、全てディスポーザーへ投入! 飼料化によるリサイクル運動、ヨシ!」
      「丸山くんと松原くんは?」
      店員「今日のシフトには入っていません!」
      「クッ…欲しい戦力が…。宇田川くん、上原くん、話は聞いたな?
       今日はAKフィールドの支援はナシだ」
      「えっ、彩さんの囮と花音さんの和み接客による防御幕なしでPQの相手を…?」
      「それでも、我々は立ち向かわなければならない! キミたちの現場ぢからを見せてくれ!」
      「イエッサー!」
      「上原くんは前線でPQの相手、宇田川くんは後方でキッチンの応援と遊撃を頼むぞ」
      店員「レジで順番待ちのPQまで、残り5人! カウントダウン入ります!」
      「必要に応じてインカムに無線で指示を飛ばす。皆の健闘を祈る。いよいよだ…来いッ、PQ!」



    • 9 名前:匿名スタッフさん ID:hY2ZhY2R[] 返信

      読んでくださっている方がいて嬉しく思います。
      帰ったら続きを書きます。
      試験最終日が無事に終わることを信じて…。



    • 10 名前:匿名スタッフさん ID:4MmExZmU[] 返信

      彩ちゃんはやはりw囮ってww
      エヴァのあの戦闘曲が脳内再生されているw



    • 11 名前:匿名スタッフさん ID:hY2ZhY2R[] 返信

      「お待ちのお客様、どうぞ~」
      「……」スッ
      (出たッ! PQだけが持つポテトフリーパス!
       Lサイズのポテト34セット相当の特盛オーダーを意思表示すると同時に
       決済も済ませる世界で一枚のカード…!)
      「スペシャルセットですね。お飲み物は何になさいますか?」
      「…………」ボー
      「あの、お客様? お飲み物は…」
      「あっ…ごめんなさい。アイスコーヒーをお願いします」
      「それでは、こちらの番号札を持ってお席でお待ちください」
      「はい…」フラフラ
      「ピッ 店長、聞こえますか? 今日のPQ、どこか様子がおかしくありません?」
      『ウム…あの鬼神をも退けるようなビリビリした覇気を全く感じさせないな…』
      『元気が無いっていうか、なにか悩んでいるようにも見えました』
      『油断するなよ、キッチンは既に大量のポテトを揚げる熱気で灼熱地獄になってるんだ…』



    • 12 名前:匿名スタッフさん ID:hY2ZhY2R[] 返信

      「またミス? コンディションが万全でないのなら帰って頂戴」)
      「フウ……今日も全く練習に集中できなかった。皆さん、ごめんなさい…」モソ…モソ…
      「原因はわかっているわ…。あの日、気まぐれで喫茶店に入ってから私は…」モソ…モソ…
      ***
      「またいらしてくださいね」ニコッ
      「!」(ズキューーーン)
      ***
      (ポテトが食べたい? いえ、違う。あの娘に会いたい)モソ…モソ…
      (会ってどうしたい? わからない。それでも、ただ会いたい)モソ…モソ…
      「それはゼッタイ、恋だよ! 応援するよ!」)
      「フフッ…。ギターだけに生きてきたこの私が恋?
       ラブソングはガラではないことくらい、わかっているわ」モソ…モソ…
      「だけど…。もしも、この気持ちが恋だというのなら…」モソ…モソ…
      「恋とは思い描いていた甘いものではなく、苦いものなのね…」モソ…モソ…
      「好物を食べれば元気が出るかと思ったけれど…。ロクにのどを通らないわ…」

      「なんなの、このペース…? やっぱり、おかしいですよ!」
      『……任務続行。ポテトを運ぶんだ』
      ポテト供給率■■□□□□□□□□20%
      ポテト消化率■□□□□□□□□□10%



    • 13 名前:匿名スタッフさん ID:hY2ZhY2R[] 返信

      「ちょっと箸休め… セノビー …ん?」
      「え、えぇっ!? あそこに座っているのはまさか…」
      「羽沢珈琲店の『ポテトの君(きみ)』!?」
      「どうして…。いえ、この店は羽沢珈琲店からほど近いし、不自然ということもないわ」
      「こちらに気付いている様子はナシ…。とりあえず、様子を見ることにしましょう」コソコソ
      「ふふっ…。小さなお口でポテトをかじる様子が、とても可愛らしいわ」
      「美味しそうに食べているところを見ると、こちらも嬉しくなってくるわね」
      「……って、私は何をしているの!? これではまるで、覗き魔の変質者じゃない!」

      「PQ、活動を完全停止!」
      「わからん…。何か企んでいるのか。PQ…」
      『フライヤー3番機、キャパオーバー! 強制停止!』
      ポテト供給率■■■■□□□□□□40%
      ポテト消化率■□□□□□□□□□10%



    • 14 名前:匿名スタッフさん ID:hY2ZhY2R[] 返信

      「そう言えば…」
      「紗夜さ~ん、紗夜さんがポテト食べてる姿って、NFOのボスキャラ
       「全てを喰らい尽くす暴食魔神・ガイアイーター」みたいでカッコイイですよね!)
      「あこちゃん…。リアルには蘇生魔法は無いから…今のうちにお口チャックしようね…」)
      「ポテトは好物だから、人より少し多く食べているのは自覚しているけれど…」
      「もしかして、ポテトを貪る今の私の姿は恥ずかしいモノなのでは…?」
      「こんな、はしたないところをポテトの君に見られでもしたら…」カアァッ
      「声をかけるにしろ、立ち去って次の機会を待つにしろ、このままではいられないわ」
      「そのためには、ポテトの君に気付かれる前にこのポテトを片付けてしまわなくては! ハアァァッ!」
      「見たところ、ポテトの君のポテトはMサイズ、残り半分強。追い越せないことはない!」グオオォン!
      「界〇拳! 卍〇! 無我〇境地! 芋の〇吸! 奮い立ちなさい、私の身体!」

      「PQが突如、活動を再開! 猛烈な勢いでポテトが減っていきます!」
      『ここまでは小手調べということか? そう来なくてはな…』
      ポテト供給率■■■■■■■□□□70%
      ポテト消化率■■■■□□□□□□40%



    • 15 名前:匿名スタッフさん ID:hY2ZhY2R[] 返信

      「くっ…。とはいえ、ごく短時間に大量のポテトを摂取するのは私といえども…」
      「おねーちゃん!」
      「日菜!? どうしてここに!?」
      「近くでパスパレのお仕事があって、みんなで打ち上げのお店探してたら、
       おねーちゃんの匂いがしたから…」
      「相変わらず人間離れしているわね」
      「前のお客さんが食べ終わってお店を出るまで入れてくれなくって。入るのに時間かかっちゃったよ」
      「ハッ! これはまさに天祐…僥倖…フタゴリズム…。店員さん!」バッ
      「ハイッ?」
      「お席代として、この娘に飲み物を。相席してこのポテトをシェアしますが、構いませんね?」
      「はい。ワンオーダーいただきましたら問題ありません」
      「おねーちゃん…。あたしが一緒にポテト食べていいの…?」ジーン
      「もちろんよ。さあ、店員さん。残りのポテトもどんどん運んでください!」

      「PQ…助太刀を用いるとは…。お前のポテト愛はどこに行ったんだ!」
      「ポテトの消化がここに来て早すぎる! 揚げろ揚げろ! ポテトを揚げろぉ!」
      (PQの隣のあの人、生徒会の氷川先輩だよね…)
      ポテト供給率■■■■■■■■■□90%
      ポテト消化率■■■■■■■■□□80%



    • 16 名前:匿名スタッフさん ID:2OTMwMjY[] 返信

      何故かEVAのBGMが脳内再生されるなぁ・・・・・



    • 17 名前:匿名スタッフさん ID:hY2ZhY2R[] 返信

      「おねーちゃんと食べるポテト、おいしー!」モグモグ
      (日菜を利用することには少し胸が痛むけれど…)
      「ねーねー、おねーちゃん」
      (ポテトの君の消化ペースは追い越した! これで何とか…)
      「おねーちゃんってば~」
      「何なの? 今は口より口を動かしなさい」
      「あはは、なにソレ? …あたし、嬉しいんだ。おねーちゃんとこうして一緒にいることができて」
      「ズキン そうね…。何だか久しぶりに、あなたとこんな時間を過ごした気がするわ」
      「えへへ…これからもずーっと仲良しでいようね!
       おねーちゃんはあたしのために大好きなポテトを分けてくれたから…あたしもお返し!
       店員さーん! この『ポテト大盛17倍』追加ねー!」
      「ちょっ! ままっ…!」

      「追加オーダー入りました! ポテトを運びすぎて、腕も腰も痛い…」
      『この灼熱地獄から、ようやく解放されると思ったら…。ええい、負けるか! ソイヤ、ソイヤぁ!』
      ポテト供給率■■■■■■■■■■■■100%+α
      ポテト消化率■■■□□□□□□□(相対値ダウン、再計算中)



    • 18 名前:匿名スタッフさん ID:hY2ZhY2R[] 返信

      (ポテトを食べていて絶望を感じるのは初めてだわ…)モッモッ
      「あはは! あたし、今ならいくらでも食べられる気がするよ!」パクパク
      「あの…お食事中にごめんなさい」
      「なんですか? もう追加注文は必要ありませんよ…。…あ…あなたは!」
      「ポテトの君!」
      「ポテ…え?」
      「いえ、なんでもありません」
      「あー、つぐちゃんだ! 生徒会に入ってくれる気にはなった?」
      「やっぱり氷川先輩の声だったんですね。それにお連れの方はお顔がそっくり…。もしかして…」
      「あたしの双子のおねーちゃんだよ! キレーでしょ!」
      「ひ…氷川紗夜と申します。あなたは、日菜の学校の後輩…なのですね」
      「はいっ、羽沢つぐみです。あの、以前、ウチのお店でお会いしましたよね…」
      「ええ、その節はどうも…」
      「え? 二人は知り合い? どうして?」
      「私が立ち寄った喫茶店で、羽沢さんが親切にしてくれたのよ」
      「ふーん…。なんだか、あやしーけど立ち話もなんだし、とりあえず座ったら?
       つぐちゃんもポテト食べる?」ズイ
      「ハッ! このポテトはその…」ガタッ
      「ふふっ。やっぱりポテト、お好きなんですね」
      「はい。あの日から、ポテトがもっと好きになって…。いえ、他にも好きになったものがあって…」
      「え…」ドキン
      「わ、私は何を…。いいえ、聞いてください。私、あの日から…」
      「私も、伝えたいことがあって…」

      「あなたを探していました」



    • 19 名前:匿名スタッフさん ID:hY2ZhY2R[] 返信

      「ねー、二人だけでお話ししないでよ~」
      「日菜ちゃん、静かにしなさい。外まで声が聞こえているわよ」
      「や、やっと追いつきました…。日菜さん、足が速すぎです…」
      「ツグミさん? その方と見つめ合って動かないでいるのはスモウのためですか?」
      「聞こえてないみたいよ。ふふっ、私たちはお邪魔かしら」


      「ツリ目とタレ目の違いはあるけれど、やっぱり見覚えあったんだ。あ~、私のドジ!」
      「アタシはもうヘトヘトで、二人が同じに見える…。
       でも、PQが来店した後はこの達成感がたまらないよな!』
      「PQへのポテト、供給完了。作戦終了だ! キミたちはもう立派なスタッフだよ」
      「ぐすっ…店長~私たち、やりきったんですよね!」
      「ああ! 丸山くん、松原くん無しでもな! おや、噂をすれば…」


      「まんまるお山に彩りを! 丸山彩で~す! 今日はお客さんとして登場だよ!」
      「丸山さん…毎度ながら騒々しい登場ですね」
      「紗夜ちゃん、来てたんだ。わっ、いつにも増してたっくさんのポテト! 流石だね!」
      「これは私一人で頼んだわけではありませんが…」
      「それじゃ、私もいただいていいですか?」
      「あなたはロケで会った羽沢珈琲店のつぐみちゃんだよね!
       ファンのことは一人一人、み~んな覚えてるよっ!」イェイ
      (ファン…?)「あはは…ありがとうございます。羽沢珈琲店、またいらしてください…」
      「みんなもポテト食べて、食べて! あたしとおねーちゃんからの大盤振る舞いだよ、いいよね?」
      「もちろんです。ポテトは幸せを…笑顔を運んでくれますからね」
      「カタジケナイです! ゴショウバンに預かります!」
      「それじゃ、テーブルを寄せてっと…!」
      「麻弥ちゃんはこういう時、本当にイキイキし始めるわね…」
      「お客様、おひとり様ワンオーダーお願いしまーす。あ、いつものクセが…」


      「アタシは夢を見ているのか…。PQがポテトを分け与えている…」
      「非常な独裁者から慈愛の女王へ…。ポテトを食べたみんなが笑顔に…。
       今の彼女こそ、PPQ(パーフェクトポテトクイーン)……」
      ポテト供給率■■■■■■■■■■■■100%+α
      ポテト消化率■■■■■■■■■■■■100%+α



    • 20 名前:匿名スタッフさん ID:hY2ZhY2R[] 返信


      ・・
      ・・・
      「PQ…いや、紗夜さんが店に来なくなって、もう一か月か…」
      「だが、ボクたちの忙しさは変わらないぞ。なにしろ…」
      (テレビON)
      ***
      「いやぁ、世はまさに大ポテト時代ですね~」
      「空前のポテトブームの火付け役は人気アイドルグループ『Pastel*Palettes』の氷川日菜ちゃんと言われています」
      「『ポテトクイーン2世』という芸名でバラエティやCMにも引っ張りだこの大人気!」
      「『たっくさん食べて~、いっぱい『るんっ』てしよー!』のアレ、可愛いですよね!」
      「『女の子もたくさん食べていいんだと勇気をもらいました!』という共感の声もたくさん届いています」
      「それではポテトブームについて、各地の街角から生の声を聞いてみましょう!」


      『前から好きだったポテトが色んなお店で食べられるようになって嬉しいです!』(東京・学生)
      『先輩がバイト先のタダ券くれた時くらいしか食べてなかったんですけど、ま、美味しいですよね』(東京・学生)
      『仕事の帰りに軽く食べたりしますね。…いえ、味噌はつけませんよ。生まれは東京ですし…』(名古屋・OL)
      『日菜ちゃんがポテトを食べる姿をただの大食い芸と思っている人がいて嘆かわしいことですポテトの持ち方からお口の開き方まで丸ごとの可愛さがこざかしい計算ではなく天然の仕草であることが日菜ちゃんの日菜ちゃんたる天才を思わせて…』(千葉・学生)


      「先ほどのテロップに一部誤りがありました。大変失礼いたしました」
      「さて! 本番組では『この店のポテトを食べてもらうと恋が成就する』というウワサのお店への独占取材に成功しました!」
      「お肉屋さんなんですね~、それではVTRどうぞ~」
      ***
      「お店は大繁盛で売り上げも上がりっぱなし。ポテトだけにね、ナッハッハ!」
      「おかげで、アタシたちの時給も上がったしな!」
      「う~、歴戦の勇者にどうかもう一声…。でも、一番の幸せ者は美人の彼女をゲットしたぁ~」
      「もう、ひまりちゃん! 恥ずかしいよぉ…」
      「うわ、耳まで真っ赤…」
      「紗夜さんも絶好調だっていうし、愛のチカラだね」
      「うん…。そうだね……。そうだといいな……」
      「あれ、ツグらない…? つぐ…一足先にオトナになっちゃったの~?」
      「やっぱり、あたしたちの物事の始まりにはつぐ神様あり、だね~」
      「おいおい、つぐ! アタシたちを置いていかないでくれよ」
      「だいじょうぶ! 私たちはいつでも一緒だよ!」
      「ふっ…それでこそ『いつも通り』のあたしたちだね」
      「あはははは!」
      「う~ん、青春だね~。ところで、丸山くんと松原くんはまだ戻らないのかね?
       そろそろ休憩時間も終わりのはずだが…」


      (控室)
      「うぅ…。私がポテトアイドルとしてブレイクしていてもおかしくなかったハズ……!
       ヒントは目の前にあって…私が一番近くで、何度も見ていたのに……。
       チャンスを活かせなかった私の大バカ……愚鈍……凡才……負けピンク……!」
      「彩ちゃん…。きっとまたチャンスは来るよ…。だから元気出して…。
       まかないのポテト、大盛にしておくね…」
      (終わり)



    • 21 名前:匿名スタッフさん ID:hY2ZhY2R[] 返信

      バンドメンバー同士の出会いはストーリーで語られているのですが
      異なるバンドとバンドはどんな風に出会ったのか気になったのが書くきっかけでした。
      バンドリ歴が浅いので、公式と異なる点があったらごめんなさい。
      読んでくださった皆様、ありがとうございました。



    • 22 名前:匿名スタッフさん ID:2NmQ3NGM[] 返信

      面白かった!
      ポテト食べたい



    • 23 名前:匿名スタッフさん ID:3OGNlZjV[] 返信

      公式と異なる点しかない(褒め言葉)



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